願
願を持ちましょう
「願」と「欲望」は根本的に違います。
わずかなお賽銭を挙げて、
それも年1回の初詣の時くらいで、
「家内安全。商売繫盛。
お金がいっぱいできますように・・・」
こういうのは個人的・私的な欲望です。
しかし、そういう私的の欲望とは、
全く別に、
〇核戦争など絶対に起こりませんように・・・
〇世の中がどうか平和でありますように・・・
〇山や海や河が人間の作る公害で、これ以上汚れませんように・・・
と、心から念じたとき、
それを「願」といいます。
どんな小さな「願」でも
心ひそかに持ちつづけていると、
顔がよくなり、眼の色が
深く澄んできます。
ひとりひとり自分に合った
「願」を持ちましょう
そして「一隅を照らす」人間に
なりたいものです。
相田みつをさんの作品を紹介させていただきました。
先日の春場所で優勝された照ノ富士関のコメントです。
「やっぱり何回もやめたいなという気持ちになりました。親方とも家族にもそのことを相談しましたけど、
みんな(復活を)信じてくれました。そこでもう一度頑張るんだという気持ちを後押ししてくれたので、
その思いを自分の肩に背負ってやらないといけないなという気持ちでした。
自分のためというより、やっぱり周りのひとたちに、恩返ししたいという気持ちのほうが強かったです。」
わたしたちは、自分だけで生きているのではなく、周りに生かされているということ。
「願」を持ちましょう。
そして私も人間らしい人間になりたいものです。