3年目の転機

 

治療院を持って3年、順風満帆と思っていましたが突然転機がやってきました。

 

3年契約で借りていた物件の持ち主が都合で次回の契約更新をしませんと言い出したのです。

 

まさに青天の霹靂でした。

 

開業するにあたり、保健所の指導で作った受付や待合スペースなどがすべて無駄になるので何度も交渉しましたがダメでした。

 

地域の患者さんも徐々に増えていたので近所のハイツの一室を借りて、引っ越すことにしました。

 

自分で運べるものは台車に載せて一人で運びました。

 

最後にベッドなど大物が残りました。

 

「一人では危ないかな?」と思案していると

 

「仕事順調にいっているか?」

 

と突然T君が現れました。

 

T君は、スーパーに入社した時の同期生ですが私よりもずっと早く辞めて、行政書士の資格を取って事務所を開いていました。

 

T君に手伝ってもらい、引越しは無事終わりました。

 

今回は、院内スペースの仕切りや小さな看板などすべて手作りにして、できる限り設備投資を抑え、保健所の検査も通り心機一転再スタートを切りました。