1.TC療法とは
TC療法とは、ドセタキセルとシクロホスファミドという2種類の薬を組み合わせて行う治療法である。

ドセタキセルもシクロホスファミドも世界中で広く知られている代表的な抗がん薬で、TC療法は早期の乳がんに対する標準的治療法のひとつである。


2.投与スケジュール
ドセタキセル「ニプロ」とシクロホスファミドを2〜3時間程度かけて静脈内に点滴注射します。
通常は、これを3週間ごとに4階繰り返し、状況をみながら使用期間や量を決めていく。
3.副作用の発現時期
副作用は治療を開始してすぐに症状が現れるものや、しばらくあとに現れるものがある。副作用の症状や程度、発現時期は個人により異なる。そのため、副作用の症状などによっては、一旦治療をお休みする場合がある。

当日(点滴中)→過敏症(アレルギー症状)
点滴中や点滴後に過敏症(アレルギー反応)が起こることがある。過敏症は初めて点滴を受けたときに現れるものと、数サイクル繰り返した後に現れるものがある。
・発疹
・かゆみ
・じんましん
・呼吸困難

当日〜数日→吐き気
吐き気や嘔吐には、点滴を始めて24時間以内に起こるものと、それ以降に起こるものがある。高い頻度でみられるが、症状や程度は個人差がある。今は、お薬なとで抑えられことから、つらい時は医療スタッフに相談するのがよい。

数日〜
数週間→脱毛、筋肉痛や関節痛、皮膚炎、発疹
点滴から数日〜数週間に、筋肉痛や関節が痛む事がある。多くの場合は数日以内におさまる。お薬なとで抑えられことから、つらい時は医療スタッフに相談するのがよい。

数週間〜
数ヶ月→浮腫
足や顔にむくみを感じる事がある。むくみは身体に余分な水分が溜まっているサインである。塩分の摂りすぎに注意したり、冷たいものより温かい飲み物をゆっくり飲むことや、マッサージを行い血液の循環を良くしましょう。

【余談】

放射線治療を終えてから、3日後に愛猫が亡くなった。精神的だいぶに落ち込んでしまったが、自分が元気なら時に看取れてほんと良かったと今では思う。そして、放射線治療終了から2週間後に抗がん剤治療が開始する。最近のニュースでは、ウイルスでがんを死滅させ、がんの抗体も作られ副作用をない治療法が確立されようとしている。とてもすごいことだが、長生きは何かを考えさせられてしまう。

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