例えば僕に借金がなかったら
僕は欲しいものが買えるだろう
例えば僕が会社に勤めていなかったら
僕は行きたいところへ行けるだろう
例えば僕に恋人がいなかったら
僕はたくさんの恋ができるだろう
例えば僕に家族がいなかったら
僕はいつでもたれ死ぬことができるだろう
でも考えてごらん
それらは本当に僕を縛りつけているの?
ただ僕自身が張り巡らした命綱に
自分で絡まって身動きがとれなかっただけでは?
きっとそれらを切り離しても
世界は滞りなく回り続けるし
僕の心臓も鼓動を打ち続ける
だから僕はやろうと思えばなんだってできる
そこにあるのは
この世界というただの広がりと
この僕という一個のかたまりだけなのだから