タクシーの後部座席で

あなたと僕の手と手が触れ合う

互いの手がぎこちなく力んでいて

全神経が指先に集中しているのが分かる

刹那のような、永遠のような2秒間の後

離れる手と手

あの時あなたの手を握ってさえいたなら・・・

そうしたところで僕達の状況は

何一つ変わらないことは分かっているし

あなたの本当の気持ちは何一つ分からないけれども

それでもあの時あなたの手を握ってさえいたなら・・・

せめてなにかのしるしとして