SN1反応とSN2反応における反応座標・エネルギー相関図を上に示した。
(a) SN1反応は、カルボカチオン中間体を経由する。中間体は、ある程度の寿命を持ち、エネルギー極小(エネルギー「最小」ではない)の状態である。
(b) SN2反応は、図に示したような遷移状態を経由して、一段階で進行する。
「遷移状態」と「中間体」とを混同しないように。
遷移状態とは、反応の途中に現れるエネルギー極大の状態であり、直接観察はできないほど短寿命である。
遷移状態とは、反応の途中に現れるエネルギー極大の状態であり、直接観察はできないほど短寿命である。