ともに「位置選択性」と表現されることが多い2タイプの選択性がある。site-selectivityとregioselectivityである。
site-selectivityは「関連せずに存在している同種のグループ間の選択性」というように表現できるかもしれない。
上に示した例を見れば、違いが判断できると思う。
上に示した例を見れば、違いが判断できると思う。
site-selectivityもregioselectivityも、日本語だと位置選択性と表現される。区別するためには、site-selectivityを位置選択性、regioselectivityをレギオ選択性とするなどの言い方はできるかもしれない。ただし、レギオ選択性という言葉は、以前は学術用語集などにも記載されていたが、今はほとんど使われていない。(参照)
参考:D. Seebach Amgew. Chem. Int. Ed. 1979, 18, 239.
参考:D. Seebach Amgew. Chem. Int. Ed. 1979, 18, 239.