「傷が治る」という工程から素肌の健康やうつくしさを考えたい。

 

昨今では、傷を治すのに消毒液は使わない方が良いということをご存じの方も多くいらっしゃると思います。

湿潤(しつじゅん)療法

耳にしたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

<湿潤療法基本ルール>気づき

 

1 傷を消毒しない。消毒液を含む薬剤を治療に使わない

2 創面(キズのあるところ)を乾燥させない

 

「消毒して乾燥させる(=ガーゼで覆う)」とは真逆な原理です。

 

傷が治る過程が研究され発見され分かったことらしいです。真顔

 

要は、傷口を水で洗い(ここで絶対に消毒関連をしない)

その後は、保湿させる状態をキープすれば自然に肌はキレイに元通りということです。

 

ベルなぜか?超要約いたしますと

 

毛穴や汗管からの分泌物質の中にがせっせと素の肌を作り出し

細胞たちが素の配置に戻っていって

キレイに治るだそうです。

分泌物で肌が「ジュクジュク」で覆われることが大事。

滲出液(=細胞成長因子)だそう。この中に

線維芽細胞、好中球、血管新生、表皮細胞、平滑筋細胞、内皮細胞等々の素(もと)

が含まれているわけですね。

だから、この滲出液(ジュクジュク)を乾燥させてはならない!

ということで保湿が大事ということのようです。

 

ここに、消毒剤や界面活性剤をぬってしまうと、皮膚の治癒過程活動を邪魔し、

傷が残ってしまう可能性が高く、さらに治る時間も遅くなるそう。

ま、邪魔してるんだから当たり前ですが、消毒剤や界面活性剤が邪魔をしているとは

気づかない方も多いと思います。むしろ、数十年前までは

「消毒して乾燥させる(=ガーゼで覆う)」が主流だったのですからね。。。

著者の夏井先生も、なぜこれで治っていたのかが不思議だとおっしゃってましたが

それはカラダの肌を塞がないと生きるのに効率悪いし、基本的に覆っておかないと

という生命の根本的なパワー力なんでしょうね(うすきの感想)

 

で。

 

毛穴や汗腺がなくなるほど、傷が深くエグられてしまった場合は、まず

肉芽(にくげ)という部分が盛り上がっていき同じような工程になっていくそうです。

 

引用・参考文献:夏井陸 著「傷はぜったい消毒するな」 光文社新書 P23,24図

 

 

実は、

 

2 創面(キズのあるところ)を乾燥させない

皮膚が治っていく上記の過程の原理

こそMOON PEACHが伝えている「素肌美」や素肌の理論と伝えているところになります。

 

✔️基本的には皮膚からの分泌物を取らない。

✔️肌の表面の邪魔をしない。

✔️界面活性剤等の入ったスキンケア製品を使わない。

ベルむしろ、肌の生命活動を応援する

「生命力」の含まれたスキンケア製品を肌にぬる気づき

 

 

著者の夏井先生も、化粧について本書で語られておられますが

界面活性剤・乳化剤類(洗浄剤と同等)までおっしゃっていました

素肌に塗り続けていたら

常在菌が生きられず、肌の修復ができない。

そして、肌がどんどん乾燥していくことからも

化粧(メイク)用品を長時間ぬり続けていたら

素肌がドンドンボロボロになっていくのは当たり前だとか。

 

ご興味のある方はぜひ、お読みになってみてください

↓↓

傷はぜったいに消毒するな 夏井陸著

 

 

 

 

 

界面活性剤・乳化剤類(洗浄剤と同等)だと思うなら

「高級な何万円もするようなクリームで洗顔してごらんなさい」

おっしゃってます。

 

私は、洗浄剤と同等とまでは伝えておりませんが原理は非常に理解できますし

肌が弱い方が市販の保湿剤を塗っても塗っても乾燥してしまう

とおっしゃる方がいるというのはそういうことなんだろうと思っています。

 

***

 

つまり、肌は毎日作られるカラダの細胞が肌の一番上の角質のところまで

上がってきて、それらがいつも同じように私たちの肌を覆っており

毎日、新しい細胞が一番上に居ると考えてもよろしいと思います。

 

それらを、削ったり落としたりするような行為は

せっかくの肌の保湿機能を奪い、乾燥を招き、バリア機能のチカラを落とし

見た目の美しさも半減させていってしまうようなことになる。

そして、これだけ消毒が流行っている昨今は

その空間に身を置いているだけでもその肌の機能を弱まらせていると

考えて良いと思うのです。真顔

 

 

 

先日、火傷(やけど)をして、

湿潤療法の夏井先生を思い出しました。

自分は、とっさにバームだけで湿潤環境肌に作ったわけです。

肌の根本的な機能さえ知っていれば

そういった時に咄嗟の応用が効きますねウインク

 

以前に、私が梅の木にぶつかってパックリ

目の上を切った時の話などのケア方法は

こちらでお話ししております。

 

 

 

 

次の記事で⇨産前産後ケアについて考えます。うさぎのぬいぐるみラブラブ

 

 

MOON PEACH

 

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