西方設計さんのFBの投稿から
基礎断熱と床断熱の話題になった。
西方設計の投稿「ブログのコピペです」
Q1住宅L4六郷の見学会に見えた人が
床下冷房は結露すると言い張った。
物凄く詳しそうでそれが自慢のようだ。言い張る。
根拠を聞くとYouTubeなのだ。
私は格闘技くらいしかYouTubeは見ないし、
自分もやらない。フェイクが多すぎる。
時間とエネルギーがもったいない。
その時間とエネルギーがあったら自分で考える。
結露(黴)する工務店が作れば結露(黴)する。
基礎断熱は35年前から行った。
床面が冷たいのでFF石油ストーブの床下暖房を行った。
当初に2件を黴らせた。
妹の家と私のアトリエである。
冬の施工期間が問題だった。
それらの反省と改良の蓄積が現在の技術である。
寒冷地用エアコンが使えるようになると
床下暖冷房に進化した。
(以下略)
住宅系ユーチューバーのそれぞれの動画
温熱の神様、西方設計に釈迦に説法したユーザーは
だれの影響を受けていたのか、底辺ユーチューバーとして少々気になり、
基礎断熱と床断熱のどちらが優位か
解説している動画を調べました。
よく見られているのは、
① クオホーム本田さん
基礎断熱はするな! 床下断熱、基礎断熱を知っておこう
2020年配信 20万回再生
② オーガニックスタジオ新潟 相模
vol.43 どっちがいい?基礎断熱vs床断熱
配信 2021/5 17.2万回再生
③ 松尾設計室 松尾さん
基礎断熱、床断熱、床下エアコン、シロアリに関する事実と関連性
2020年配信 12.6万再生
④ ラクジュ 本橋さん
【マル秘話!】基礎断熱VS床断熱どっち?がいいの??
2020年配信 7.7万回再生
⑤ ウェルネストホーム 早田さん
基礎断熱ではなく床下断熱を採用する理由とは?
床暖房がなくても床が冷えない秘密を公開します!
2021年8月配信 7.4万回再生
②③④は基礎内断熱推奨で
特に松尾設計室の内容は、工法別のメリットデメリットの
整理がされていて説得力があるように感じました。
① 本田さんが床断熱オシで
その根拠は、シロアリ対策として一番優位だから。
⑤ 早田さんは 単なる床断熱だと、
土台天端の外周部付近が露点温度に近づくので、
床下断熱に内側付加断熱にしているというマニアックな理由でした。
(オガスタも近ごろ床下断熱にする場合は、根太ころがし
併用の床付加断熱にすることも)
シロアリ被害に遭わないようにするには?
となると、西方設計の内覧会に来て
西方さんに食って掛かったお客さんは
①⑤のどちらかをメンター として信じていたのか?
そのお客さんには、「釈迦に説法」という言葉を教えてあげたいものです。
本田さんは 「どっちが絶対によい」という表現はしないで、
「どちらかといえば・・・・」
「メリット・デメリットありますから・・・」
と、ふわっとした表現を心がけていましたが、
シロアリに関しては基礎内断熱にして、
進入路になりうる場所を シッカリ対策にすれば 何の心配もない。
わたしらも 累計200棟以上やってますが
一度もシロアリ被害には遭っていないです。
現代において、シロアリ被害に遭う家は
もはや欠陥住宅と言ってよいのでは?
5人くらいの実務者で FB上であれやこれや やり取りになった。
私の投稿はこんな感じに
相模 稔
「別に議論をふっかけてるわけではなくて、
もちろん、一長一短があるわけで、それが特徴と言うことができる。
その特徴を生かすかどうか。
私たちのケースだと、
普段は床下暖房がやりたいから、
基礎断熱にしているわけで、
薪ストーブのような、
床下暖房しないケースは床断熱。
(リノベの時も床断熱にすることが多い)
両方使い分けていて、
片方を否定しているわけではないです。」
西方 里見
「相模 稔 さん、基礎断熱の低コストの
床下暖房の全床面低温輻射暖房の
心地良さは捨てられないですね。
床断熱は床の表面温度が冷たく、
心地良くありません。
床暖房は高温で不快です。
床下の点検し易さ。
基礎断熱床下暖房をしだして35年ほど経ち、
初期の家の更なる断熱補強や
窓のトリプル化や熱交換換気システムの
取り替えや、ユニットバスやトイレなどの
改修が増えてきました。
基礎断熱は床下の土を掘るなどがなく
配管のやり替えが楽です。
人それぞれと思っていますが、
フェイクされると反感を持ちます。」
さすが 元祖は歴史が違います。
なるほど、将来的な水回り設備の更新に際にも
容易であることもメリットとしてありますね。
まとめると、
① 基礎断熱の最大のメリットは、
床下暖房ができること。それが目的である。
② 床下をかびさせないためには、
床下エアコンや換気を用いて空気を循環させる。
③ シロアリ対策は万全に
ということになります。
西方設計さんが補足していた項目を追加でご案内します。
「パッシブ換気(自然換気)では基礎断熱の床下に、
外気を直接に給気するので湿度(絶対湿度)的に不利であり、
相対湿度が80%を超えないように、
その分の水蒸気を床下エアコンで除湿・冷房する。」
システム設計に自信のない人は 1種全熱交換の採用で、
何かしら室内と床下を循環させた方が良いでしょう。