チャンネル開設時のメモより・・・2年前のYouTube界隈
YouTubeチャンネルを立ち上げる時の企画メモが見つかりましたので、
登録者数2万人達成記念として、運営スタイルのアイデアを練っていたときの
エピソードをお届けします。
まずは他の住宅系ユーチューバーの先輩たちのチャンネルを研究しました。
メモ作成当時、ラクジュ本橋さんが38,600人登録。トップの登録者数を誇りました。
クオホームの本田くんが2番手に付けていて、17,200人。
上位の2人が編集を簡単にするラフなスタイルで、更新頻度を高くして、再生回数を伸ばしました。そして、消費者目線が徹底されてて、なるほど!とても参考になりました。
同じ時期でウェルネストの早田さんが5190人でした。
そんなに多くなかったけれど、温熱系のコンテンツが9割でパワフルにかんじました。
没になったチャンネル運営のスタイル
後発組の私としたら、やはり世界観を少しシフトする必要があると考えました。
そこで当初は、「教えて先生シリーズ」として、
私が家づくりの先生で、生徒を新田見ちゃんにして
「今日はどんな質問からかな?」のオープニングのキメセリフから、質問に答える形式を考えていました。
山田五郎さんの「大人の教養講座」で、アシスタントのワダちゃんとの掛け合いをしているこのイメージです。
質問のネタ集めに、ツィッターで質問箱を設けていたりもしました。
しかし、ただですら上から目線みたいに思われがちなのに、さらに印象が悪くなると他のスタッフからのアドバイスで取りやめました。
他にも、モリシタ・アットホームさんのようにホワイトボードで書いていくパターンもありましたが、絵がうまくないので却下。(涙
自分の強みを生かして独自化する
そこで、経営戦略の基本、SWOT分析に立ち返って検討。
オガスタのストロングポイントは何か?
そこで出た答えは、他のチャンネルでは「建築実例の紹介」が乏しい点に注目。
そこで、コンセプトを「建築の良さを伝える」と定めて、撮影を続けてきた豊富な事例写真で、より可視化して家づくりのテーマを説明していく。
という当初のスタイルになりました。
加えて創業以来、コツコツ積み上げてきたHP内部にある「家づくりの知識」に着目。
すでにあるテキストスタイルのコンテンツを動画化すれば、制作も少し楽になるのと、相乗効果があるかと考え、現在のスタイルとなりました。
この戦略は成功していて、独自性ができていたのではないでしょうか。
もう一つ、早田さんや松尾さんなど、やはり温熱系に強みのあるチャンネルが多かったので、あえてもともとは得意である温熱の分野は控えめにして、ビギナー向けのチャンネルでは飽き足らない、
プロでも楽しめるレベルの内容設定として棲み分けをした。
以上の動画チャンネルの創業秘話は、単なるYouTubeの運営ノウハウということだけでなく、工務店経営全般にも当てはまります。マーケティング的観点での差別化戦略や、運営スタイルなどを考えることが重要だとわかります。