メリットデメリットのデメリット | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ


家づくりを勉強しようと思って、
ホームページやYouTubeなどで勉強していると、

結構目につく
「× × ×のメリットとデメリット」の文字。

ついつい気になってクリックする人が
いるかもしれません。

 



しかしながら、
私はその言葉が好きではありません。

ググればわかる内容で、
メリットデメリットはなんですか?
質問箱で聞いてきた人がいて、
切れそうになった時がある。
(切れていたかもしれない)


なんでメリットデメリットはダメなんだ?



定量的に評価できない

 

そもそも物事の例えば
メリットを数えたら10個ある。
デメリット数えたら2つだけ。
だったらそれは80%良いものになるのか?

そんな足し算引き算で
定量的にとらえられるものではありません。

私もメリットデメリットとまれに使いますが、
対象をビギナーを意識している時に使うわけです。

「一見わかりやすいから。」
それが〇×のメリットです(笑

 

コロナのワクチン接種が広まって、 

この定量的に評価できないということの

マイナス面が強く社会に影響を与えていると

感じるようになった。

 

例えはコロナワクチンについて、

100万人に一人起こるかもしれない

激レアな副反応があるわけです。

 

それがあるから打つのをやめよう!

という反ワクチンの理屈。

 

統計的で リスク評価できる人と 

全体の中で納得した行動ができる人。

 

メリットデメリットで考えるから

全体で考えられない というよい例です。。。。。。

 

 

 

 

さて家づくりにもどりましょうか。



総合的に評価する

 

仮に〇×情報かき集めたとしても、
まともな総合的な評価ができるとは思えない。

物事の良し悪しは総合的に、
量子コンピューターのように、
全てが絡み合いながら判断されるべきこと。

むしろ 堀部さんの本のタイトルのように、
「気持ちで考える」ことのほうが
良い結果になったりして。

例えば、無垢の木は、伸び縮み、
変形するのがデメリットだという。

私に言わせれば、そっちのほうが好きだね。

 

完全フラットの、動きもしない木よりも、
季節で伸び縮みするほうが 好きだね。

量産型ビルダー・ハウスメーカーは、
本質的なものを扱えず、
まがい物で商売するために、

本質的なものの株を下げるための手法として、

差別的なパラダイムを
植え付けようとしてきました。

それで世の中の家づくりが どんどんと
よそよそしくなってきた。

掃除がしにくい。汚れる。
メンテナンスが大変。
子供がいる家には危険。
高くなる。

だからやめておけ。

だいたいのおいて、まがい物が本物を

ディスるパターンが決まっている。


1つでもデメリットがあれば
やめといたほうがいい。
ってことがまかり通り
どんどん日本の家はチープになっていった。

 

結局そのゼロリスク願望で、

誰か幸せになったのかというと疑わしい。



特徴と言い換えてみよう

 

物事を調べるのであれば、
 その物の特徴を学べば良い。

例えば針葉樹であれば
柔らかいっていうのが特徴になる。

結論として、メリット・デメリットというのは、
実は 本質的には存在しない。

 

デメリットと見えるものは、

実はメリットで、表裏一体なものだから。

なのに この言葉を使われた時は、
そもそも、初学者扱いされていると
思って良し。