ビルダーズ45号  平屋がかっこいい理由 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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外観デザイン特集。感想


 

日経HBが休刊し、寂しさもある住宅業界。
ビルダーズも、コロナ禍の取材が難しいという問題に直面した。
そこで、インスタにハッシュタグをつけて、
全国のビルダーから、美しい外観写真を投稿してくれるよう、呼びかけた。

予想の倍の、1000件もの写真が寄せられた。
編集部で絞り込み、そこから伊礼さん・堀部さん・飯塚さん。
現代住宅作家、3人衆
に見てもらい、
コメントをいただいて、誌面にした。

SNS活用の成功で、雑誌として賑やかになり、うまいこといった感じです。



工務店設計の10年での進化


ビルダーズの創刊当初に「外観特集」をしたが、
その時はけっこうひどかったが、あえから10年。
それから比べると、別の雑誌のようです。
別の言い方すれば、工務店設計も進化したのでしょう。

木藤編集長がFBでコメントいただいてますので
転載します。

 



「相模 稔 さんに初めて会ったときは、
相模さんはバリバリの40代。今の私くらいの年齢でしょうか?
あのとき御社は性能を一生懸命やっていて、
意匠はこれからだと言っていたのを覚えています。
ビルダーズはオガスタとともに成長していたのかもしれませんね。」



そうして寄せられ、選ばれた110件の住宅事例。
オガスタ新潟からも、5件が紹介されている。

 


 


誌面全体で、やたらと平屋が多い


平家がかっこいいと思う風潮があるが、
実際問題、そこまで土地に余裕があるケースは稀有でしょう。

普段から、平家の事例紹介を中心にする会社が、
全棟平屋というわけでもない。
いきなり総2階で作らなければなったときのイメージギャップが
起きないのか、(笑  
ちょい気になった。



平屋物件の逆が、
軒ゼロのキュービックハウスです。
軒ゼロならば、当たり前だが、伸びやかな軒先がない。

なのでデザインの見せ場が、壁になる。
宅地分譲地が小型化され、
軒の出のある家をつくる余裕もなくなったこともある。

かつて、25年前ころは出窓でデコレーションし、
洋風っぽい様式を表現していたが。
今は壁そのもので表現する。

ハウスメーカーの外壁タイル人気は、
壁の「モノ」による差別化のためだった。
それがコモデティになっている。

設計は、壁を協調するために
ファサード窓なしのパターンも増えてきた。

お客は、流行だと思い込み、洗脳されて
食いついているケースが多いだろうが、
流行はすたれる運命にある。


その逆が平屋なんだな。
軒の伸びやかさと、安定感。
造形そのものがもたらす、光と影の深み。

 



平屋でなくとも、軒の伸びやかさに本質がある。
半分平家、下屋の連続でもいいわけです。

 



 

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また、工務店編集会議で、工務店の家づくりの
魅力をまとめて、毎月編集中。
次回は、私も登壇する予定らしい。。。
本になるまでのプロセス重視の企画です。

リンク先にYouTubeチャンネルがありますので、

見ることができます。

 

ユーザーの人も、優秀工務店がどんな説明しているか

見ることができます。