会津坂下の白春工房。馬皮革のバッグ・小物の専門店 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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会津坂下の白春工房。馬皮革のバッグ・小物の専門店

前回の、山都町宮古のそばの続編です。

そばを食べた後、日帰り温泉施設に行ったのだけど、
その玄関口に、地元の特産品として、
馬の革の小物の展示コーナーがあった。

そこでぴんときて、どこにその工房があるのか調べてみた
その店の名前は白春工芸です。

 



会津坂下インターからほど近い、国道沿いの小さなお店。
スタジオジブリの映画に出てきそうな、
いかにもの人間味深い味わいを醸し出す、
職人気質の初老のマスターと女将さんが、
お茶まで入れてくれて出迎えてくれた。

 



なんで、馬の革で反応したかというと、
会津地方は馬肉を食べる文化もあり、
風土性を感じたことと、

私の持ってる財布は、コードバンでという
馬のお尻の革の希少部位で作った財布で、

愛用していたからこそ、馬に反応する。

一般的に革製品は牛革を用いるけれど、
馬の革は、より手触りがスムーズで
軽く、丈夫で極上だと知っていたからです。

私の閃きはビンゴだったようで、工房に来て正解だった。

マスターは、東京で14年間職人として働き、
故郷の会津坂下に戻って店を開いたと言う。

 



確かな品質と技術で世界の様々なデザイナーが目をつけ
製造を依頼しOEMで作り続けてきた。
コシノジュンコやイヴサンローランなど
高田賢三もあったような、
名前をいろいろ聞いたけど、この2つだけ覚えていた。

デザインも、高齢者好みのものも一部あるが、
全般的に比較的シンプルで実用性が高いものが多い。

 

 



馬の革は発色と、艶がよく上品である。

 

多分ブランドのタグがそこに加われば、
値段が2・3倍に跳ね上がるのだと思う。

以前は、新潟に大和百貨店があったときに、
よく手作りの物産展で展示販売するために通っていたと言う。

中央区のご婦人たちが、こぞって袋が持ちきれないほどに
買ってくれたのがいい思い出ですと、
ジブリ映画のマスターは懐かしむ。

バック類の品質を見るときは、デザインだけでなく、
ファスナーを見るべきです。

忖度抜きで言いますが、
ちゃんとYKKのファスナーを使ってるのは高級品の証。
バックが一番壊れるのは、ファスナー部分だからで
買い物の基本常識でしょう。

裏地の生地も、
ペイズリー柄のしっかりしたもの使い
縫製も当然しっかりしている。

1年ほど前に適当に買ったセカンドポーチは、
素材がポリウレタン製なのか、ヒビだらけになって
みっともないので買い換えることにした。

 



私のセカンドポーチを見かけたら、
あの馬革の、白春工芸のものだなと思ってください。

その後、ネット販売されていないか確認したら
みごとにネットで買えない。 

ははは・・・・・・・ここでしか買えない!

それも小気味がいい付加価値です。

私が もう一桁お金持ちであったなら、
そして小さい娘がいたならば、
馬革のランドセルをオーダーしてみたいなと夢想する。

機能と素材の良さと、つくりを重視する私は、
加えて、ローカルブランドの
工房直販であることが痛く気に入った。

だからもちろん リーズナブル。



山都町にそばを食べに行った帰りのルートで
お立ち寄ることをお勧めします。