パッシブ・ウィンドウ・ジャパン(PWJ)主催 講演会 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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パッシブ・ウィンドウ・ジャパン(PWJ)主催 講演会

 

「信濃町の家」の成果がメディアで掲載され、

スーパーパッシブガラス(SPG)の関心が高まってきた。

その詳細や、方向性について興味を持っている方のために、西方先生の講演会を中心に、SPGへの理解をしてもらおうとイベントが開催された。

 

 

スポンサーと運営は、OKUTAさん。

さいたま市に本社を置き、200人規模でリフォーム中心にガッチリの会社です。

東日本大震災を機にエコに注力し、エコ建材の開発販売も事業としています。

メインの講演が西方先生。その前座を私が務めた。

例えるなら、ビートルズ公演の前座を務めたドリフターズの役目ですね。

「信濃町の家ができるまで」をストーリで振り返り、

おまけで、SPGを装着した場合、燃費がどの程度改善されるか計算結果を公表しました。

 

PWJの代表理事の橘氏から、

SPGに関して、私も知らなかった事実が初公開された。

 

 

橘氏「実は信濃町の家は、F・L・ライトの落水荘と同じなんですね。

ライトは外部の環境をより純粋に感じてもらうために、高透過ガラス(サファイア・グラス)を用いたんです。SPGも実は同じく高透過ガラスを使っているのです。

 

私が、はじめて信濃町の家でSPGの窓越しに外の庭を眺めたとき。

「まるでガラスが入っていないようにクリアだ」と感じました。

なんだ、だったら早く教えてよ。

私だって、元ADAの人間で、ガラス水槽を扱っていました。

高透過ガラスの存在はぐらいは知っていた。 高級品の水槽はクリアガラスだ。

SPGの価格交渉においてもなかなか下げてくれないのは、ガラスそのものが違ったことも一因のようだ。納得です。

 

メイン講師の西方先生、最新情報を交えて窓談義・高断熱住宅の解説をしました。

ただいま着工準備段階の、西方先生の自宅の計画概要をご説明なさった。

 

極端に日射熱取得を狙っている窓の設計。南面はSPGのガラスウォール。

その両脇に、室内外をアルミなのに断熱スペーサーで超高断熱という、

西方先生の欲しかった「地マド」のドレーキップ。

さらに外付けブラインド付けブラインド・ヴァレーマもつくという。

かなりゴージャスだが同等性能をドイツあたりの輸入品で実施しようとすると3倍くらいの値段で収まらないらしい。

 

 

プランも極めてシンプル。

外壁は300mm 天井は400mm。

さらに屋根にはPVと太陽熱給湯器を搭載。 プラスエネルギー住宅確実と思われます。

 

ここまでやることやっておいて、⑧のパッシブ換気をなぜ採用するのか?

疑問に思っている方も多いはず。

 

私も以前に質問した際には、「根源的なシンプルさでやりたいから」とおっしゃった。

パッシブ換気は、空気の温度差の重力を利用した、機械を使わない方式だ。

「1種換気の年間利用する電力代と、換気で節約できた暖房の電気代とほとんど同じ」

設備も当然安くつくからこれにするという。

でもそうするとPH認証は取れないのでは? ひょっとしてPHレディーということか?

 

(追記: ご本人より、「パッシブハウス認定はとりません。自由にやりたいからです。」と、コメントをいただきました。 納得です。 7月25日14:05)

 

 

私たちの場合、全熱交換換気は、夏の多湿と冬の過乾燥に効果があるので推奨している。

換気については、諸氏もろもろのご意見で、これといった答えが無い。

 

 

松尾さんは、YKKAPのセミナーが終了してから懇親会に駆けつけてくれた。

懇親会後の記念撮影。 松尾さん、現在、住宅の耐久性について非常に関心が高まっているということで、他の方と意見交換を熱くされていた。

 

PWJには もう一人の竹内さんもいるのだが、リノベーションスクール開催やらなんやらで忙しい模様。 今日は会えないんだな、と思いきや。

帰りの新幹線ホームで偶然、ばったり遭遇。

奇遇なのか? 何かしらを持っているのか?