パナソニック・テクノストラクチャー様 ご来店 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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パナソニック・テクノストラクチャー様 ご来店

オガスタ新潟は裏日本の小さな工務店ですが、視察希望が後を絶たない。
原則お断りしていますが、私が興味を示した方をまれにお招きして意見交換をしております。

今回は大阪からパナソニック・テクノストラクチャー(以下PT)の総括部長様らがご来店されました。
床下暖房の実績の豊富なオガスタ新潟の意見を聞きたいということでのご来店でした。
グループ全体で2兆円を目指す超巨大グループが象で、
8人の零細オガスタ新潟は蟻にも満たないミジンコ程度の図体の差があるわけだが、世の中はおもしろい。




PTは、創設されて20年になる、パナソニックグループの住宅工法系のVC(ボランタリーチェーン)である。 FC(フランチャイズ・チェーン)に似ているけど、テクノビームという鉄と木を複合させた梁を供給する、部材供給型のチェーンです。




FCの場合はグループ全体で扱う建物は「商品」として共通化されるが、PTの場合は縛りは緩く、加盟店の営業・設計などの主体性が保障されている。


リクシル(旧トステム)では同じようなVCであるスーパーウォールを運営している。
SWの場合は、「パネル工法」であって 「面」で強度を出す。
PTの場合は「軸」で強度を出すという違いがある。
それにより出来上がってくる建物の性質も大きく異なると感じました。

本部は、加盟店から図面をもらい、構造計算をしてテクノ梁を供給する。
PTは「地震に強い」という謳い文句でPRしております。
それは大事なことだが、当たり前すぎることでユーザーには もはや響かない。
PTの場合は、たわみにくい複合梁のおかげで、最大6mのスパンでの空間設計が可能になる。 無柱の大空間が実現できるということの方が魅力だろう。
(私ら的には柱があっても問題とはおもわないのだが)

また 梁は美観上現しにしたくないってのがデメリットか?
だいだい加盟店は、現し無しの量産住宅的な家を造っているところが多いようです。

また、
大空間よりも 南面の開口部の極大化が可能であると感じました。
そうすれば普通の木造住宅では難しかったような設計が可能になるかもしれない。

同時に、グループ会社には、高性能なエアコンと換気扇をつくることができる。

それを生かして床下暖房の設計サポート提供を視野に入れればよいのではないか。
そうすれば、各種のセミナーも加盟店向けに開催する必要も出るだろう。

製造業が主体の物販VCから、ソリューション企業としてソフト分野での売り上げ増も、PT本部は狙うべきだと提案させてもらいました。