玄関：
来訪者も家族も、真っ先に目に触れるのがこの光景。
「どんな玄関にしたいですか？」
「収納をできるだけたくさん。」 「土間収納も欲しいです。」
近頃はそうしたご要望が非常に増えているように思います。
靴を集めるのが趣味だというならばその気持ちは分からんでもないが、
普通の人は、げた箱はこれくらいあれば充分仕舞えますよね？
この程度の大きさにしてカウンターが設る。
ここで、季節のものを飾り、演出することができる。
開口部もかなり控えめにして、自然光も絞り込む。
白壁を広く取り、建築照明でほわっと照らす。
あえて暗めにしているのはこの壁の演出と、リビングに入った時の明暗のギャップで、リビングをぐっと良く見せる効果を狙っています。
ここの見せるための壁には、新潟の美しい風景写真を、春夏秋冬で架け替えて、
季節感を演出することを予定しております。
他の設計上の工夫：
旧家の通り庭と座敷の関係性のように、土間と生活空間が近く、式台で靴を脱ぐ。
式台は、大工さんが作業台として使っていたものを、塗装しなおしたリメーク。
お世話になっている「愛着工房いしかわ」さんのしごと。
