日本の住宅関係の見本市では最大のジャパンホーム&ビルディングショー2010(JHBS)に初めて行ってきました。
目的は、たまたま直近で読んだ、本の著者、大戸様と、たまたまお知り合いになったクーラー様が、「建築知識」のブースで立て続けに講演をするというので、どんな方なのか実際に拝見したいというのが最大の目的でした。
フェアとしても、さすが日本一の規模。新潟で最大級は、新潟市の「リフォームフェア」でしょうが、出展者や会場の規模は5倍くらいある。
じっくり本気でまわろうものなら1日掛かり、名刺は100枚くらいねだられる。
資料もダンボール一つくらいになろうかとおもわれます。
さて、同行した川崎と、仕入先の山松木材の松永さんと3人で色々みて回りました 。
場内で仲間の山口君もセミナー席でいっしょ。
セミナーは60人前後の入りでした。
大戸様は15年ぐらい前から、設計事務所のコミュニケーションの様々な事柄をNET上にシフトし(パンフレット・施工例・住み心地・管理状況説明など)成功なさっているパイオニア的存在。極めて誠実な人柄が伝わってくる印象です。
私は著書を拝見してますので、講演内容は既知の範囲でしたが、人となりがHPにも出ているんだなと感心しました。
熱交換1種換気の重要性と考え方についてです。クーラー様はドイツの高性能住宅の民間基準である「パッシブハウス」についての専門家です。
以前にブログで紹介した「森みわ」様の記事をご覧になって、私どもに連絡があり、情報交換した経緯があります。
講演の後もいろいろおすすめのブースを教えてくれました。
クーラー様の講演内容でびびっと来たのが、換気での効用をコスト化するということです。
すなわち、灯油でもHP(ヒートポンプ、例えばエアコンやエコキュート)でも、運転効率と単価で費用対効果が測定できる。
換気も熱回収効率から削減できた熱を、消費電力で割れば、1Kwhで削減できた熱量と削減コストがわかる。
すなわち、HPと競合し、HPよりも投資回収が優れるならば、当然優先的にでも採用すべきという発想。 極めてあたりまえの正論なのだが、そうした発想まで私は至らなかった。 にゃるほど~~。
日本人は羊毛を入れたとか、外断熱だから断熱がいいとか、論理性のない情緒面でエコをとらえがちだが、インオードヌゥング<秩序>を愛するゲルマンの国民性はエコをそろばんではじきだし、採否を決める。
この辺の姿勢が決定的に違う気がする。
講演後、会場の興味あるところだけ見て回る。
川崎君は緑化技術が好きなので、「コケ緑化」に足が止まる。
まさか、その後繰り出した青山で、施工例が拝めるとはその時に知る術も無い。
私はドイツパビリオンへ。
例の設備会社の社長と初面談。12月にはその社長が新潟入りしてまた会合を開く予定になっている。
「おめでとう!新潟で貴方が1番のりです。」といわれ握手した。
当ブログは業界の人間がたくさん見ているというのが分かってますので、その詳細は出し惜しみで来月にでもその技術は紹介しましょう。
夏と冬では通湿抵抗が異なり、冬には建物を保湿し、夏には逃すという。
クーラーさんも森みわさんもお勧めの1品。しかし、高いなぁ。
セルロースなどの自然系の調湿断熱材を用いないと意味がない。そうなると断熱材のコストがじょうしょうすることになるが、やってみたい技術。
特に夏は、べと壁の家のようにさらりとした空気になることだろうか?。内装の塗り壁と競合しそうなきがします。
だれかやってみませんか??
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カナダのレッドシダーを不燃処理して防火認定もとっているしろもの。
お~~~~というほどかっくいい。
しかし、材料費だけで本瓦の2倍以上にもなり、またもやコストが・・・。
目立つ部分の1階部分、庇だけでもいいから施工すると極めておーがにっくで個性的な表情にあろうと思われる1品。
杉の外壁とセットで採用すれば「超毛深い家」が出来るし、白壁とあわせても良さそうだ。
新潟でだれもみたことのない自然系住宅、1番乗り。
出来上がると、めちゃくちゃかっこいい家になることが容易に想像できました。
藤森建築で使われそうな屋根材ですね。だれかやってみませんか??
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薪・ペレット兼用で無電力ストーブ。
南部鉄の産地、岩手より出店。
2年前に記事にしてます。
渋いよなぁ~。
カーボンニュートラルでロボット的デザイン。
採用希望者を募る。
展示レイアウトがセンスがある。
みどころいっぱい。げっぷがでそう。
ドイツ・アメリカパビリオンは元気が良かったが、
チャイナパビリオンのやる気のなさが気になった。 尖閣が関係あるのか?
中華商人の根性を見せて欲しかった。
その後まだ明るいうちに青山・表参道の建築を見に会場をあとにした。
そのレポートはまたの日に。