車で新発田市から豊栄へ向かう途中のあるひなびた集落。
通行途中で見つけて思わずバックで戻った。
興奮して戻ったので、思わず側溝に後輪が落ちそうになってさらに焦る。
何を見つけたかというと このかわいい民家。
もともとは 茅葺屋根の小さな民家であったのだろうが、屋根が板金で保護されて現在は集会場のように使われている模様。
もともとの茅の刈り込みが、こうした寝癖のようなアクセントが玄関脇にあって、それに合わせて板金がなされているのであろう。
その造形感覚というか 遊び心がこのかわいらしい民家の個性である。
愛される造形ゆえに、住民が絶えても、集落の住民からも愛されて生き延びている。
今日の格言
「良質な個性は、建築の超寿命化を助ける。」
その逆もまた真なり。