先日 お客様と打ち合わせのときに質問されました。
「珪藻土には発ガン性物質が入っていると聞いたのですが、
オーガニックスタジオ新潟さんの壁の場合はどうなんですか?」
私どもは、珪藻土も含有する「ゼオライトエコナ」という塗り壁を使います。
その開発者は、取引先のサンウッドビーピーのH専務。
以前 その疑問にも答えてもらって安心した記憶があるのだが、改めて確認した。
結論から言えば 「発ガン性物質入ってます!!」
だいたいにおいて、ネガティブな情報というのは、インパクトがあって
尾ひれがついて流通します。 それが有効性の無いガセネタとして判断を狂わせる。住宅にまつわるガセというのは星の数ほどある。
正確な答えとしては、
「珪藻土には微量の発ガン性物質のカテゴリーに入る,『結晶シリカ』という物質も含まれますが、我々の用いるゼオライトエコナには、実際の利用において、問題になることは全く無い。」
というのが答えです。
H専務の説明はこうだ!
「珪藻土を焼成するときに、1%程度の結晶シリカが生じます。
結晶シリカというのは、その辺に転がっている石や砂にも、多く含まれている成分。壁に利用する場合はなんら問題は無い。
ちなみに、
ゼオライトエコナとは、その名のとおり、珪藻土と性質の似た『ゼオライト」が主成分で、珪藻土も混ぜていはいるが、比率は2%程度です。
珪藻土は塗った時の作業性で、粒の肌理を調整するために配合しました。
ゼオライトを主成分にした理由は、珪藻土以上に調湿性があり、匂いの分解する働きもあるからです。
結晶シリカは、含有量としては畑の土程度の比率ではないでしょうか。」とのこと。
え!含有率たった2%でしたか! じゃぁ 今まで一般の人にわかりやすく表現で、
「珪藻土系塗り壁」といってましたが、「ゼオライト系塗り壁」と言わないとですか?
でもそれでは誰もわからないので、その表現で続けます。
珪藻土の発がん物質について
より詳しい解説を見つけました。とても詳細です。
大槻ホームさん http://genba.livedoor.biz/archives/28497489.html
偉い!よくぞ調べた!
ついでに発ガン性物質について調べてみる。
なんと 「太陽光」も 発ガン性物質だそうだ。確かに、皮膚がんを発生させるしね。
「アルコール飲料」もそうだそうな。 胃がんになるしね。
それじゃぁ 角田浜で日光浴してビール飲むなんて早死にしますね。
「味の素」も加熱すると、なんたらという物質ができるらしい。
お~~。 じゃぁ ラーメン食えませんね。 大さじ1杯くらい入れるラーメン屋多いですから。 そんなこといってたら何もできないじゃないですか!!
きゃ~~大好物が全滅です!!( ´艸`)
「わたし 発ガン性物質 好きなのかもしれない!」
最悪の物質:タバコもすってますし ;;
「畑の土と同じ程度の安全性」のある 普通の建材を 目の敵のように表現して、
自分のところの利用建材が優れている みたいなことを売り文句にする住宅屋がどこかにあるから、ユーザーにガセ(有効性の無い知識)となり流布する。
漆喰系で普段仕上げている住宅屋が 発信源なのか??
調べましたが、よく分かりません。 なんとなく都市伝説できガセでした。
もし、珪藻土について発ガン性うんぬんという住宅屋は あほだと思ってOK。
以上で 当ブログを利用した なんでも質問室 これにて閉店です。
みなさまの素朴なガゼくさい質問をお待ちしております。
追伸:
わたし、実は 左官職人の家の生まれ。 まかせてください。
新潟で 塗壁を新築でやりたいならば、オーガニックスタジオ新潟