オルガニストの長井浩美です。
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「ノートル ダム楽派」
「オルガヌム」は、一本のメロディーに、もう一本のメロディーを平行に重ねることから始まった作曲の技法です。
のちに、「モテット 」に発展しました。
中世では、無伴奏の多声的音楽ですが、ルネサンス以降は全然変わります。
その後については、バッハのモテット など聴いて下さい。
最初 中世のモテットで すごくビックリしたのは、
同時に歌うのに、
「テノールはラテン語だけど、他のパートはフランス語」
とか、もっとすごいのは、
「このパートは聖書の内容の歌詞だけど、違うパートは恋愛指南の歌詞」
など。
なんだ、その自由すぎる感じは!
もちろん、古語フランス語でもラテン語でもサッパリ分からないんですけどね、私には。
モテット はフランス語の「mot 言葉」から来ているのだそうです。
次回は、中世のオルガンについて書いてみたいと思います。
オルガニスト長井浩美
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