【もう疲れたよ、苦しみから逃れたい】


男は私生活が精一杯のとき、


女は精神的に限界のとき、


恋愛を真っ先に手放したいと思うらしい。


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拗れてから1週間。

毎日精神的にも追い討ちをかけるように、私達の関係を根本から見つめ直す時間になった。


お互いを追い詰め、疲れ果てていた。

もう何をしても無駄だと。


夫はこれまでの不満を怒涛の如く吐き出して、絶望的な気持ちを何とか言葉にして言い分を長い文章で送ってきた。彼のプライドや自尊心を傷つけてしまったようだ。

それは私に対する一種の強い拒絶反応でもあり、深い落胆と諦めのようにもとれた。


それからというもの取り付く島もなかった。

全くの無視というわけでもなく、かと言って正常なコミュニケーションが取れるような状態でもなかった。

ただでさえ自分を支える柱が崩れかけているのに、一番根幹のもうひとつの柱も失うかもしれないと思うと、胸が押し潰されるように苦しくて堪らなかった。


もう取り返しがつかない気がして、それがその場だけのただの感情論ではないことが余計に怖かったから、、彼の言葉を何度も読み返し、まだどこかに希望が残ってないか祈った。


友人にも助けを求めた。客観的な意見と、私の話を聞いてもらうために。

ただ、どんなに気持ちを吐き出してみても、心は軽くも晴れやかにもならなかった。不安の余り夫への配慮を軽んじていた自分を呪った。


毎日毎日、薄氷の上にそっとメッセージを置くような日が続き、反応なく翌日に既読がつくだけでも生きて存在してくれているのだと思えた。


ようやく、、ひと言の返信から急に文章の返信が戻ってきた。

長かった、少なくとも永遠に思えるほど永かった。


やっと相手に「愛おしい人」と呼べる特権を思い出した。