【織り糸】


運命が決まっているのならば、私のこの苦悩も何かの方向へ導かれているものなのだろう。


出会いや別れ、喜びや悲しみ、有頂天や絶望もまた交互にやってくるものだから。


数ヶ月ごとのサイクルでも起こる浮き沈み、人生は本当にわからない。

一寸先は闇とはよく言ったものだ。

さすれば、歩が進むと闇もいつかは照らされ見えるようになるのか。


諍いでなくとも夫婦にとっていい雰囲気とは言えない。お互い相手に対して無力感と不十分だという認識を植え付けられ、寂しさと距離が増えていく。


これまで放置して見ぬふりしていた問題に直面する。遅かれ早かれ、根本的な何かが変わらない限り、いつかは吹き出してくるものだったのか、もしくは問題でさえなかったのかもしれない。


生きていくのが辛いと感じ、心と日々の平安を得たいがために、逃げて世の中から消えて終わりにしたいという気になる。


私の仕事がなかなか決まらない弱気のせいか波動のせいか、停滞から抜け出せない。


どん底の気分でも、それも経験だったと言える日はくるのか、啓示の意味もわかるのだろうか。


問題は今だけの話じゃない。先はもっと難しくなるかもしれない。年を取り、老いていくほどに。