3日後には夜のサイクリングロード、
「ビシクレッタ・ノクチュルヌ」というイベントが企画されていて彼は前からとても楽しみにしているようだった。

ボゴタの夜は寒いにもかかわらず、結構ナイトライフが充実している。

街には出店のスタンドがあちこちに出ていて夜市みたいだし、照明で公園やビルもライトアップされていて夜遅くまで通りに人が溢れていてどこも活気がある。

大きなカジノの建物の前に出た。
彼は自転車を舗道の脇に停めると、

「トイレ行きたい? カジノには綺麗な化粧室があるよ。それに観光客のための換金レートのいい外貨両替が出来ると思うんだ。ちょうど手持ちのドルの両替が出来るし、ちょっとだけ遊んで行こうよ!

彼は学生時代、クルピエ(ディーラー)のアルバイトをしていたことがあった。
カジノを見つけると、運試しと小遣い稼ぎにルーレットで賭けてるらしい。

私には初めての経験だった。
テーブルに着くと、赤か黒かを当てるルーレットは難しくなくて、少額の賭け金でも十分に楽しめた。

私達は勝った少しのお金を手に、チェーン店BBC(ボゴタ・ビール・カンパニー)という地元のクラフトビールを提供している、彼の知人が働いているバーへ飲みに寄った。
カジノで得た泡銭は、一杯のビールに代わり消えてしまった。


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急にドーンと大きな音が聞こえ、目の前でいきなり花火が上がった🎆🎇  
何だかラッキーに感じる🤞

今夜はキャンドルナイト🕯
12月7日は Dia de las velitas (ロウソクの日)
コロンビア各地で行われる伝統的な行事で、クリスマスのデコレーションやロウソクに火を灯され、この日からクリスマスムードが一気に高まる。翌日は「無原罪の御宿り」という祝日となる。

昼間家を出る時に、彼が沢山のロウソクをバッグに詰めていたのはその為らしかった。

街の広場には大勢の人達が集まっていた。
みんな地べたに座って、ロウソクの明かりを囲み、シーツほどの大きな国旗を体に巻いてお酒を飲んだり、タバコを吸ったり、みんな楽しそうだった。

私達も人混みをかき分けながら、隙間を見つけて輪になって座った。彼はバッグのポケットからロウソクを取り出し、ゆっくり火を点けながら、二人の真ん中に1本づつ並べていった。

黄色い暖かい灯をじっと見つめながら、いろんな事を語り合った。
過去のこと、今のこと、将来のこと。ロウソクの灯がゆらゆらと揺れて、いつもより穏やかで素直な気持ちになっていた気がする。

すでに午前4時、外はさすがに寒かった〜🥶

キャンドルナイト🕯

BBC ボゴタビールカンパニー🍺

突然の花火

カジノ


花火のインパクトで車のアラームが反応

花火打ち上げ  自転車専用区間  車通行用
(夜行サイクリングイベント🚴‍♂️の案内サイトから)