気温23℃、晴れのち曇り。 5月1日(旧暦3月26日)

まだ時より肌寒いこともあって、着る物に迷うこの頃。
私は毎年ゴールデンウィーク休暇を利用して夏物と衣替え。

官庁・企業・学校などでは6月1日と10月1日に、
沖縄地方では5月1日・11月1日だそうです。

中国の風習に倣い、平安時代から宮中の行事として「更衣(こうい)」と呼ばれ、
夏物と冬物の入れ替えが4月1日・10月1日に行われていた。
しかし天皇に仕える女官の役職と同じ呼び名であることから、
民間では『衣替え』と呼ぶようになったそうです。

江戸時代の武家社会の制服では、年4回もの衣替えが定められ、
一般庶民もこれに追随。
 
   旧暦 4月1日~5月4日が袷(あわせ)
      5月5日~8月末日が麻の単衣(ひとえ)の帷子(かたびら)
      9月1日~9月8日が袷
      9月9日~3月末日が綿入れの小袖

現在では和服・和装にこのしきたりが残っているんだそう。
(冬)10月1日~5月31日が袷
(春・秋)6月1日~30日と9月1日~30日までが単衣
(夏)7月1日~8月31日が薄物(うすもの)。


今では海外旅行、収納事情、空調設備もあいまって
昔のようにこまごまと衣替えをする必要が少なくなった。

それでも服を整理していると次々とよみがえってくる服にまつわる思い出。

サイズや流行が変わり、迷いながらも捨てられてしまう洋服たち、
でもこの衣替えの時だけは着ていた頃の自分に戻ってしまうようです。