演劇を描いた少女漫画「ガラスの仮面」 最近懐かしく読み返してます。
その中にも出てくるエピソードの一つ、犂饑廚凌有
アメリカでも映画化されている作品(モノクロ)で、
62年度アカデミー主演&助演賞を獲得しています。
サリバン先生役に アン・バンクロフト
ヘレン役には パティ・デューク(当時16歳)
バンクロフトはあの狢感鉢瓩離潺札好蹈咼鵐愁麑鬚罵名。
デュークはあの爛蹇璽疋ブザリングのサム役瓮▲好肇鵝Ε沺璽謄ンの実母。
邦題では「奇跡の人」 原題では「The Miracle worker」。
日本ではヘレンのことだと思われがちですが、
ここでいう犂饑廚凌有瓩麓造魯汽螢丱鸚萓犬里海箸鮖悗靴討い襪鵑任垢諭
奇跡=常識では理解できない出来事(大辞林)
初めて出逢った20才の頃から一生を通じてヘレンを支え続けたサリバン。
彼女は盲目で身よりもなく劣悪な環境で育ったゆえに勉学に希望を託し優秀な成績で卒業、
(一方両親の愛と財力に恵まれた)3重苦のヘレンのために雇われて家庭教師として赴任した。
ヘレンの偉業は皆の知るところですが、
サリバンの努力と過去盲目(数度の手術で回復)だったことから聴覚・視覚障害の人たちとも
交流があったことが後のヘレンの教育に役立ったらしい。
一見個人的には不幸な出来事のようでも何かの形で実を結ぶ時がくるんですね。
人生何ひとつ無駄なことはないような気がします。
<青は藍より出でて藍より青し> → <出藍の誉れ>
(弟子が先生よりも優れる → 弟子が師匠より名声や評判をあげること)
青色の染料は藍という原料から取れるが、ほおっておいても染料は取れない。
しかし職人が手を加え、複雑な製造工程を経れば、
藍から取れた染料の青さは原料の藍よりも濃く鮮やかになる。
The scholar may be better than the master.「先生よりも生徒が優れることがある」
そうやって次世代へ発展して引き継がれていくのでしょうね。
主人公マヤと月影先生の師弟関係も同じことが言えるのかもしれません。
*写真は2008年に発見された、1888年7月夏休み中のヘレン(8歳)とサリバン。