気温12℃、ずいぶん暖かく感じる東京からおはようございます。

そろそろ木の芽もほころんできましたね。

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「大成する人物は幼いときから人並みはずれて優れたところがある 」

稀代の作曲家ショパンもモーツアルトもマイケルジャクソンもその一人じゃないでしょうか。
時代が違うからショパンやモーツアルト本人達の演奏で聴くことができないのは本当に残念。

小説にしても作家が生きた時代を体感できるのとそうでないのとではだいぶ違うかも。

「愛人 ラマン」のメーキングを観た。1991年フランス=英=ベトナム制作。
原作家はマルグリット・デュラス、監督はジャンジャック・アノー。

ちなみに愛人爛▲泪鶚瓩箸魯侫薀鵐晃譴猫狆霽廰瓩魄嫐する。
だから彼女ではなく彼女の愛人である中国人男性を指していることになります。
ついでに、情婦(女)を指す言葉は爛瓮肇譽広
愛人=女=主人公と思い込んでいたから知った時は意外にカルチャーショックでした。。

セクシュアリティーな恋愛モノとしてしか見ていなかったけれど、
実は時代物でもあったんですね。

3000万ドルもの巨額をつぎ込み、当時のインドシナの風俗(暮らし)を
忠実に映像に残すという試みもあったようです。
その頃の本物の映像がないので、間違った記録を残さないようにと
時代考証を細部にわたり検証し、現存するものを集め一から創りあげたのだそうです。

デュラスは現代に生きる作家だけれど、シェークスピアは大昔のひと。
俳優のラッセル・クロウが「僕はシェークスピア劇を179番目に演じるより、
現代のシェークスピアを見つけるほうに興味がある」と語っていた。

私も今自分が生きてる同じ時代の視線で創られたものも実感したい。
作家もミュージシャンもダンサーも全てその時代を反映している芸術ですもんね。

それでも今は記録に残る媒体があって良かったと思う。
時代を超えて国を超えてすばらしいものを観たり聞いたり出来るから。