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気温7℃、快晴の東京からおはようございます。

アメリカは色んな国のエンターテイナーの精鋭たちが凌ぎを削ってる場所。
各国から多くの外国人たちが移動してきます。

注目している「WADE ROBSON」さんもその一人。オーストラリア人ダンサー兼振付師。
彼は現在25歳の若さながら、ベテランのキャリアと多くの肩書きをもつ。
19歳の時には最盛期のブリトニー・スピアーズの全米ツアーのディレクターも務め、
ダンスだけでなく、音楽や映像のプロデュースも手がけている。

最近ではダンス番組の振付で2007年度のエミー賞を受賞したばかり。
ジャンルに関してもHipHopをはじめコンテンポラリー、ジャズなど幅広い。

幼少期にテレビのスター発掘番組でマイケルジャクソンのダンスを披露し、
それがキッカケで見出されて出逢ったマイケルジャクソンの後援を受け、
9歳の頃、家族全員でアメリカに移住し、本格的に彼のキャリアが始まった。
その頃にもマイケルのPVにもいくつか参加していたようだ。
ラッキーなことにたまたまマイケルジャクソンのビデオクリップが特集されていたので
改めて見ると、現在までも彼のダンスに多大な影響を受けているのが判った。

彼の作品にはダライラマの仏教の精神性に始まりベジャール、キリアムなどのバレエにみられる
日本をモチーフにした静の独特な世界観に影響を受けてることも垣間見える。
あえて彼の個人的なことを知らくても、作品をみるだけで彼の歴史が形として昇華されている。

ウェイド自身の人生を変えた本のひとつとして彼のサイトで紹介していたのが、
「Conversations with God (日本語版:神との対話)」

この本に関しては不思議な縁がある。。。。
今から10年ほど前、昔の友人と久しぶりの再会の待ち合わせに本屋さんを選んだ。
2人で店内をおしゃべりしながらぶらぶら歩いていて、私は何気なく一冊の本を手に取った。
すると友人が「それ、買ってあげるよ」と唐突に言うので、当然断わるつもりだった。

すると

「実はね、来る前からこの本をプレゼントするつもりでいたんだけど、日本語版が出てるのか確信が無かった。その上こんなに沢山の本がある中で貴方が最初に手にとった本がそれだったので驚いた」と言う。

私達はこの偶然の出来事に顔を見合わせ、不思議な気分になって笑いあったのを憶えている。
しかもタイトルも内容もかなりスピリチュアルなものだけに、なにかを共有できたような気がした。

彼が人生を変えた一冊、というように私と友人の人生にもそれぞれ影響を強く与えてくれた本。
世界各国で翻訳されたベストセラーだから、こんな偶然も重なるかもしれない。

人がどういう形で人生に関わるかはわからない。直接出会う事もあるだろうし、
間接的に出会うこともある。