見応え120%の番組でしたよ 昨日の「リアルサウンドの世界」 | まんず、ねまっていってけれぇ

 

 

昨日、BS1で放送されたドキュメンタリー番組、

 

シリーズ リアルサウンドの世界

殺人者34万人の帰郷~ルワンダ虐殺 22年目の声~

 

とてつもなく見応えのある番組でしたよ。

 

 

1994年4月、

 

アフリカ・ルワンダで起きた、

 

フツ族過激派ら34万人によるツチ族の虐殺、

 

わずか100日間で80万人が犠牲となったルワンダ大虐殺

 

当時の映像には、遠くから撮影してるんだけど、

 

あきらかに大人数で誰かを撲殺してる様子や、

 

ツチ族を殺せというラジオ放送がスピーカーから流れ、

 

道路わきには多くの死体が横たわり、

 

火葬した人骨が山積みされてる様子など、

 

見てるのが、かなり辛い映像が続き、

 

 

 

そして、ルワンダには死刑制度が無いことから、

 

加害者たちは刑務所に入り、20年前後の懲役を受け、

 

刑期が終わり、現在、続々と故郷に帰ってきてて、

 

 

 

1994年、それまでツチ族とフツ族は、部族は違うけど

 

同じ村内で、ご近所付き合いも普通にしてて、

 

友人関係もちゃんと築いてたのに、

 

少しずつ部族間の対立が激しくなり

 

ある日突然、その対立感情が頂点になり、

 

仲良しと思ってた友人から殺されそうになったり、

 

ご近所さんから家族や親せきが殺されたりなど、

 

想像を絶する光景が100日間続き、

 

 

それから20数年経ち、

 

殺人者達が刑務所から出てきて

 

またご近所さんに。。。

 

 

 

いくら20年以上経ってるとはいえ、

 

家族や友人を殺した人物が近所にいるって、、、

 

そして買い物などに行くためには、

 

その家の前を通らなきゃダメだなんて、、、

 

それにアフリカだと結婚式は村全体で祝うので、

 

結婚式で会うこともあるだろうし、、、

 

 

俺なら耐えられないなぁ

 

でも我慢してそこで暮らさなきゃいけないんですよね。

 

 

 

頭をナタで殴られ、肩を銃で撃たれた女性の傷跡、

 

20数年経っても当然強く残ってて、苦しんでおり、

 

 

 

被害者の人達は、

 

まだあの時の恐怖が忘れられないらしく

 

弟二人を殺した加害者が謝罪に来ても、

 

許せない気持ちと、

 

そいつにまた殺されるんじゃないかという恐怖があり、

 

でも最後に、

 

謝罪に来た加害者と一緒に殺害現場へ行き、

 

弟の亡くなった場所がやっと分かった、

 

これでちゃんとした葬式が出来るからと、

 

そこで加害者を許してたけど、

 

多分それまで色々葛藤があってのことだろうけど、

 

彼は強いですよね。

 

 

 

もちろん全員がこのような感じではなく、

 

700人の殺害を命令したリーダーは、

 

出所後、実家にいると、

 

遺族などから襲われたりするので、

 

知らない土地でひっそりと、孤独に生活していて、

 

でも殺害した時の様子を説明する際は、

 

ちょっと自慢気に話してたので、

 

心から反省してる感じには見えなかったけど、

 

素性を知られることをとても恐れてるみたいで、

 

安心できる場所、安心できる時間などは

 

これから一生無いんでしょうね。

 

 

 

事件後、捕まらず国外へ逃亡したフツ族過激派も

 

まだまだ多くいるようなので、

 

部族間の対立、

 

火種は完全には消えてないみたいです。

 

 

 

 

 

最後に、私がルワンダの虐殺を知るキッカケとなった映画、

 

・ホテル・ルワンダ

 

・ルワンダの涙

 

どちらも実話を元に作られており素晴らしいので、

 

興味ある人は、ぜひぜひ観てください。

 

かなりオススメです!

 

 

 

 

 

以上、おいらでした