固定客 | 天雅日記(生活版)

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毎日、たくさんの客仏の方々を供養している初老。


 

客仏というのはあれだ、先の大戦で成仏できないままに79年間も経ってしまった方々のことだ。


 

江東区や荒川区、墨田区などは町内が全滅したところも少なくなく、その後の焼け跡に赤の他人な新たな居住者が住み着いた際には、成仏出来ない方々と新参者の新たな居住者の方々はうまく折り合いを付けて住んでいた。


 

そのため、「この建物には幽霊出るけど、悪さはしないから」とかな瑕疵物件は数多く、少しの暗がりに潜むように、成仏できない方々が数多く同居なさっていた。


 

学校や、公共施設にはこのような方が数多く住み着いており、公共事業のためか、そのような建物の経年劣化に伴う立て替えや、同様に一般家屋も地価高騰の流れから、都市の再開発という美名に踊らされての高層の集合住宅への再開発に伴い、最低限度の供養のみで今に至ることから不成仏霊となり、79年の月日がそれこそ「あっ」という間に流れてしまっていたらしい。


このような客仏の方々を単なる偶然から供養することになったのだが、その供養は基本はお茶供養であり、戦前では若干ごちそうとなるせんべい、キャラメル、チョコレートを少量お供えし、熱いお茶を入れて、くつろいでいただいたあとに、浅草の観音様のお力をお借りしてあの世にお送りするようにして、日々供養させていただいている。


 

ただし、このお茶供養でも成仏を拒む方には、茶菓をいただいたあとには、元の場所に戻るようにと諭し、立ち去っていただくことにしている。

 

最近、ほぼ毎日、固定客としてこの客仏として日参なさる方が居るのだが、やはり戦災ではぐれた家族を探しているらしい。


 

手下の燎の夢に、防空頭巾をかぶった若い親子が、初老に感謝を伝えたいというので夢に現れたそうな。


 

「成仏する前に、熱いお茶とお菓子でもてなしてくださり、本当にありがとうございましたとお伝えください」と。


 

何度も何度も伏し拝むその姿は、まだ傷も癒えぬ状態で、血だらけの衣服は、戦火でところどころ焼け焦げていたとのこと。


 

その話を聞いて以後は、日々真言を唱えて加護をお願いしている薬師如来さまと、地蔵菩薩さまに、客仏の方々と共に手を合わせるようにし、茶菓をふるまう前に戦災での傷は薬師如来さまに癒していただき、戦火に焼けた服装や乱れた髪は、地蔵菩薩さまに整えていただくようにしている。


 

わざわざ我が家まで来てくださっても、東京大空襲の際には、爆撃の猛火から、手首足首、頭部などが熱膨張で破裂してしまい、誰が誰だかわからないような有様の被害者もいたのだから、まずはその傷を癒さなければ、ふるまいの茶菓すらも楽しめないし、成仏すれば痛みや苦しみからは解放されるとしても、可能な限り急いでその苦しみから解放して、心安らかにあの世へ渡って欲しいからである。


 

んで、表題の固定客の方になるのだが、やはりどうしても、家族の方々と共にあの世に渡りたいらしく、今でも家族の方々を探し続けているために、今日も茶菓を楽しんでのち、元の場所に戻っていく。


 

戦火で焼け落ちた、町の辻々の稲荷さまも、今では率先してそのような客仏の方々を我が家に連れて来てくださるので、そのうち再会も出来るのだろうが、その固定客の方々も薬師如来さまや地蔵菩薩さまに加護されない状態のままでは、焼け出された状態の変わり果てた姿のままなので、家族同士が再会しても、お互いを認識できないかもしれないので、早目に我が家で茶菓を楽しんでいただく前に、軽く供養させていただくことが何より必要だったのかもしれない。


 

 

そんな方々に加え、我が家の先祖供養も、昨日の28日は不動明王さまのご縁日ということもあり、高幡不動様で祈願して来ました。

 


 

個人名での祈願だと、願意は心願成就となりますが、企業名の場合は社運隆盛の中に心願成就も含まれるので、ブログ読者の方々や相談者の方々の厄災除けや加護なども含んで祈願してきましたよ。


 

とにかく年内は、この客仏の方々の供養は続くので、年明けにも再び高幡様に護摩祈願を申し込み、供養をお願いしないと。


 

 

 
 

この供養も、本来は都や国が行うものであり、個人でこれを行うことは本来はよろしくないのだが、レイラインの強化となる羽田の穴守稲荷様の結界を強めるために、若干障りとなっていた羽田沖の五十間鼻無縁仏堂の供養を、穴守稲荷さまへのご機嫌取りから行ったことがきっかけで、この供養を任されたのだが、ここまで壮大な供養になるとは思いもしなかったよ。

 


 

んまあ、誰かがやらねばならないから、出来るやつがやるのは当然なんですがね。うん。