7、弁財天(終) | 天雅日記(生活版)

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整然とはしているが、人が少なめな過去の広島の街を見つめるワタクシ。

 

 

 

この世界の片隅に この世界の片隅に
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Amazonprimeでダウンロード版の「この世界の片隅に」を購入して何度も見ている関係上、戦前の日本と言うか広島市の繁華街の様子はなんとなくわかる。

 

子供のころのすずさんがお使いに来ていたあの町の様子に近いが、圧倒的に人が少ない。

 

救われるべき人が救われたからで、まだまだ救われてない人は居るのだろうが、今回十一面観音菩薩様をはじめとする神仏が救済対象となされた方はほぼ救われたのだろう。

 

そんな街中を、5歳くらいの少女が、何かを探して歩いている。

 

霊気はその子に流れ込むが、一向に成仏するようには見えない。

 

未練が有るのは判るのだが、何よりもその少女を迎えに来る守護霊たちの姿が見えない。

 

家族も見当たらず、何よりも自分の名前すらも追い出せないらしい。

 

そういや、迷子の多くは、自分の名前すら恐怖心や孤独感から思い出せない子が多い。

 

弁財天さまの神気を感じ、この子も宮島でお宮参りをしたのだと痛感する。

 

そこそこ裕福な家の子は、宮島参りをする経済力くらいは有るからだ。

 

ちなみに、宮島周辺に住む親せきが、代理で祈願しても同様のご縁は生じるらしい。

 

んまあ、令和元年のお宮参りでも、乳児を連れての参拝はかなりきついので、はるばる広島からのお宮参りは代参でも問題ないのは間違いない。

 

弁財天さまのお力で、ご縁がつながり、即死はまぬかれて天寿を全うした伯母がその子を迎えに来る…。

 

熱線と爆風で一瞬にして焼かれた人々は、死んだことすら判らないとは聞くが、タイムラグでそれを遺族から供養の際に納得するとしても、幼子にその理解は難しいことだろう。

 

その昔は神仏混交であり、かつその土地土地のお寺には過去帳が有ったので、色々と戸籍の代わりになったとは聞くのだが、それとは別にお宮参りの際のご縁で救われるというか人物の特定が可能だとは思わなかった。

 

自分以外の神仏を頑ななまでに否定するどこぞの政党を有する新興宗教が有るが、未曽有の大災害と言うかこういう諸問題のある際には救済の対象にはならないので、個人の自由とか言うペラい問題意識とは別に、我が子の将来を1ミリでも考えるのなら、やはりきちんとお宮参りくらいはしたほうが良いとは思う。

 

その後、今回の対象から多少は外れるが、あの戦争の時代にこの地方でお亡くなりになった成仏しきれない方々への救済も対象にしてもらうことに・・・。

 

理由はアレだ、原爆以外の戦災やその直前に病死した方々も、供養してくださるご家族がピカで消滅し、自分自身のアイデンティティが消え果ている状態で、消滅したご家族が供養されて成仏できる際に、今度はその方々のことが未練になるからという理由付けで幅を広げることになった。

 

つーか、こんな大規模な救済実験は滅多にやらないのだから、やれることは全部試したほうがいい。

 

一週間の大規模実験でどれだけの方が救われたのかは解らぬが、広島の平和祈念公園クラスの慰霊を肝心の似島で行われることはまず無いので、状況はかなり変わったような気はする。

 

残った問題は、トラック仕事の都合上真昼間の熟睡中に、ウチの玄関のチャイムが鳴ることだ…。

 

チャイムの音は同居の家族には聞こえず、物理的に鳴らしているものではない。

 

多分、助けて欲しい方が、遠路はるばる我が家まで来るのだろう。

 

チャイムを鳴らせるのだから、その方も救済対象。

 

その際は、また何とかします。ええ。