ちょいと法律屋第二部その17、飛脚の稚拙 | 天雅日記(生活版)

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明日の訴訟に備え、最後の打ち合わせをバイト先の食堂で行う予定だったが、いつもより少し遅れて百式がやってくる。


不満を露わにし、百式に遅刻の理由を尋ねると、その理由は飛脚からの新たな回答書の送付であった。


その回答書を読み込んでいて遅れたらしいのだが、基本的に百式は自分ほどの文章読解力はない。
基本的にちょっと難しい法律の本を読ませるだけで、どちらが加害者かがわからなくなるし、どちらに法律の受益が発生するのかさえも、図を用いて説明しなければうつ病の患者のように思考能力が無くなるほどのレベルである。


無いのだからすぐに回答書が届いたことを知らせて欲しいモノなのだが、そこまで気は回らないのが百式の悲しさで、役に立たない猫科の集中力が、目前の文章を読み込むことに発揮されてしまったらしいのである。


で、その文章を自分が読むと、大半は説得力のない認否主張が続くのだが、一つだけ気になる表現が用いられている。


その認否主張には、百式の盗癖の可能性を軸に構成されていた。
毎日わずかだが、売上金が
不足するので、その点を否王に打診したら人員変更がなされたというもので、百式をドロボー扱いしているのである。


軽く読めば単なる着服とも取れない嫌疑だが、この嫌疑が素人の裁判対応能力から予想される準備書面の提出時期である来月の中旬くらいまで払拭されなければ、裁判官の心証には百式が盗癖のある問題人物との嫌疑が徐々に育って行く可能性が高く、この主張に対してのみは、早急に対抗する必要が生じているのである。


どうやら飛脚は、第2回公判で提出した準備書面の隠されたメッセージである
「飛脚さんは本当の敵じゃないですよ。だからここいらでやめておきますね。攻撃は」
というメッセージを
飛脚さんは敵に回したくないんですよ。うちらじゃ戦いきれないですから。勘弁して下さい
というメッセージに勘違いしたようで
「ならさっさと裁判やめろや百式よ、この泥棒ヤロウ!おまえもこれをつつかれたらきついだろ?」
てな感じに考えているらしいのである。


えーと、自分らは、確かに正面切って飛脚と戦い抜くだけの根性はないんですが、飛脚に大ダメージを負わせることは不可能じゃないんですけども。


つーか、良心が痛むから攻撃を手控えてはいたけど、ここまで言われるのなら、ずさんな安全管理に対しても必要だから「おって主張」させてもらいますよ。


たぶん、行政処分は下ると思うけどさ。

大企業とは言え、結構稚拙なことをなさりますわね。飛脚様もw。