すると どーって事はなかった
見つめ合った二人の失笑が聞こえ 気づかれもしなく 難を逃れ
心臓バクバクだったおいらだが
ふたりは動物的愛の語らいの真っ最中ー
みたいな感じで戻っていたのだ
20分も過ぎたころ
だんだん二人のテンションもあげあげなってきて
初期の勃起は収まったのだが
居心地も悪く 息苦しく 変わらずの展開で
そんな時 ・・・
部屋に携帯の電話音が 響きわたった
・・・・
あれ?
この着信音
俺の音だ!
うっそー・・・
どーすべー やっべ
客とめぐみちゃんは お互いに
相手の携帯が鳴っていると思いこみ 動きが止まり
え? と客
え? とめぐみちゃん
おいらの衣類の中に携帯が入って鳴っているから
着信音量が小さいものの
明らかに
どこから鳴っているの??? と
気づいてしまった二人
だが おいらがいるとはまだ思っていない
・・・・・
つづく