北海道の大雪連峰の縦走をした。旭岳からトムラウシを経て十勝岳までの大縦走だった。仕事だから当然だが、単独では辛いものがある。初日は白雲小屋、二日目はヒサゴ沼、三日目は双子池の手前。四日目は美瑛避難小屋だった。この小屋に、撮影済みのフィルム一式を忘れてしまい、下山の翌日、ふたたびピストンをしたのは、まあ付録というものだが、プロとしては失格といわざるを得まい。情けないね。

どうしても横位置の写真になってしまうのはどうしてかと考えたが、北海道の山のスケールが違うからだと気づいた。縦位置では写真になりにくいのである。いや、なんとも山のスケールには圧倒された。北の山並みに魅せられて、移住してしまうひとたちが多いのもうなづけるというものだ。

帰埼した翌日に釣りの取材をひとつ。その翌日から白神に行った。こんどは完璧なプライベート。三泊をしたが、連日の好天に溜飲を下げた。逍遥の沢旅だった。北海道とあわせ、しばらく毎年通うことになりそうな予感がある。

北海道から帰ったらパソコンが壊れていて、焦る。いかにパソコンに頼りきりの仕事なのかを思い知らされる。カメラの処理といい、請求書といい、ネットの振込み、原稿書き、メールなどのあれやこれや。

ともあれどうにか直ってきてひと安心。秋も深まり、来月はまた取材が相次ぐ。そのうちに、忘れていた原稿の催促が山積みになるだろう。そうこうしていると、スキーの季節になる。輪廻とはいうものの、季節のめぐりは年々早くなる。その半分以上を山で過ごしているのだから、文句は言えないのだが・・・ね。