こんにちは、おれ。です。
本日も記事をご覧いただき誠にありがとうございます!
今回は、実際に僕も読書を行う中で実践している「抄録」という概念を取り上げて、その良さを紹介していこうと思います。
私たちは、日々多くの情報をインプットしていますが、読んだ内容や学んだ知識が定着せず、すぐに忘れてしまうことはないでしょうか。ただ読むだけの「消費」で終わらせず、知識を血肉にするための強力な学習法が、幕末の思想家・教育者である吉田松陰が実践した「抄録(しょうろく)」です。
知識を「自分のもの」にするための吉田松陰の教育
松下村塾で多くの逸材を育てた吉田松陰は、生徒たちにただ書物を読ませるだけでなく、必ずその内容を「抄録」させていました。これは単なる書き写しや要約ではありません。インプットした情報を深く咀嚼し、自分自身の頭で考え抜くための訓練でした。
松陰にとっては、知識は「知っているだけ」では意味がなく、行動に移して初めて価値を持つものでした。
「抄録」とは何か?
「抄録」とは、読書中に「いいな」と思った部分を書き留め、それに対して自分自身の意見や、他の知識とのつながりをメモしておく行為です。
一般的な抄録
・ステップ1(引用):原文の重要な箇所を正確に書き写す。
・ステップ2(解釈):その引用が「つまりどういうことか」を自分の言葉で平易に書き写す。
・ステップ3(意見):その内容に賛成か反対か、どのように活用するかといった、あなた自身の考え(付加価値)を書き加える。
このように、受け身ではなく、能動的にテキストと向き合う姿勢こそ、松陰の言う「抄録」の本質です。
「抄録」がもたらす3つの大きなメリット
この一手間を加えるだけで、読書の質は劇的に向上します。
・メリット1:圧倒的な記憶の定着率
読むだけでなく、「書き写し」、「要約し」、「考える」という複数の脳の働きを使うため、内容が深く記憶に残ります。
・メリット2:思考力・論理的思考力の向上
「自分の言葉でまとめ直す」作業は、物事を構造的に捉えるトレーニングになります。
・メリット3:知識を行動へ変換できる
最後に行動計画を書くことで、得た知識を現実世界で使える「知恵」に変えることができます。
あなただけの「知的財産」を築くために
読書は受動的な娯楽だけでなく、能動的な自己投資です。
吉田松陰が弟子たちに求めた「抄録」という一手間は、現代を生きる私たちにとっても、情報を価値ある知識へと昇華させるための最良のメソッドです。
是非今日から、意識的に「抄録」を取り入れて、あなただけの知的財産を築き上げていってもらいたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします
本日も記事をお読みになってくださり、本当にありがとうございます。
読者のみなさんに、この混沌とした世の中で「幸せ」に生きるための気づきを何か少しでも提供できるよう、ベストを尽くして書いていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。