授業中に生徒の水分補給を認めるかを本気で議論している国に未来はないと思う。

だって大人は普通に飲むじゃんね。会議中にだって飲むし、テレビをつけりゃコメンテーターだって水飲みながら話してるじゃん。

「教師が話している時に飲むのは失礼」という感覚の持ち主が、レジ店員の水分補給にクレームを入れたりするのだろう。

 

コメント欄はこんな感じ。

「じゃあ炭酸を飲んでもいいのか」

トイレに行きたくなったらどうする」

ジュースを飲み過ぎて健康を害するだろ」

規律が乱れたらどうする」

「学級崩壊したら責任とれるのか」

 

勝手に話を発展させていてバカバカしいと思う。

トイレに行きたければ行けばいい。炭酸を飲みたきゃ飲め。

それで健康を害するならそれは自己責任。各自が自分で判断すればいい。

 

こういう奴らは、暑い中でも背筋をピシッと伸ばして、静かに授業を聞く事が教育だと思っているのかね。どんなに集中できなくても、どんなに頭に入っていなくても、礼儀正しく座っていれば学習した事になるのか?いかにも日本的である。

普通に水を飲みながら授業を受ければいいのでは?大学生は良くてなぜ中学生はダメなのか。

 

あと「責任とれるのか?」ってのもおかしい。

責任は本人が追うべきものであって、教師の責任ではないし、ましてや私の責任でもない。もし(飲み物のせいで)授業を真面目に受けない奴が出てきたなら、その時に対処すれば良い。授業を真面目に受けない奴が出てくる「かもしれない」から、未然にそうならないように全員の飲み物を禁止する・・・こんな不合理な事があるだろうか。迷惑をかける奴がいるのなら、そいつを注意すればいいだけだ。悪いのはそいつであって、水分補給を許可した学校側の責任を問うのはお門違い。

 

水を飲むのにいちいち挙手して教師の許可を求める学校……そりゃ自立性のない、指示待ち人間(というかロボット)に育ちますわ。そういう管理社会こそ、判断の責任を生徒に負わせないという意味で「甘え(ネット民の好きな言葉)」だと思うけどね。