派遣業界で働いていて感じた違和感について。

私は長らく派遣会社の事務職をやっているが、派遣スタッフの給料(人件費)は「売上原価」に計上されるというルールが未だに受け入れられないのだ。理解はしているが納得できないという感じ。

 

だって「原価」ってパン屋にとっての小麦粉じゃん。工場にとっての木材じゃん。

人間に対して「原価」という言葉はなんか変じゃね?とずっと思っていた。

だって俺小麦粉じゃないし(笑)

まぁビジネスの世界では当たり前の話なんだけど。

 

なぜ派遣スタッフの人件費は原価計上なのかというと、派遣会社にとって派遣社員は「商品」だから。利益を生み出す素になるから。よって計上先は「販管費用」ではなく「原価」になるというわけ。

 

このあたりのルールを覚えるのに苦労した。人を商品扱いすることに対する違和感が理解を阻み、混乱を招いていたのだと思う。

そして、私はこの違和感を忘れずにいたいと思うのだ。

派遣業界で働いている人からすれば「何を今さら」って話なんだけど、自分の中ではすごく重要な違和感だったので、ここに記してみた。