SNSのプロフ欄に「反差別」とか書いている人が苦手なのだ。

なぜかというと、自分が差別を裁く側にいるという、その傲慢さが腹立つからだ。

自分だけは差別をしていないという前提で物を見ているのがおかしいからだ。

自己批判能力の無さに苛立つからだ。

 

あとアニメキャラで、「普段は優しいけれど、仲間が傷つけられたら、その時は容赦しない」みたいな設定の奴も苦手。なぜなら「自分の怒りは正しい」という確信に満ちているから。そこに迷いが無いから。「私の攻撃は正当なものだ」という自信に満ち溢れているから。仲間思いで勇敢な良い奴と言う位置付けがズルいから。そしてやっぱり批判・点検の目が自分に向いていないから。

 

「正しい怒り」ほど厄介なものは無い。

世間から認められた怒りほど暴走しやすいものは無い。

木村花を殺したのもユダヤ人を密告した奴らもそういうタイプの人だ。

 

まず、何が差別に当たるのかは難しい。

そして、多分人は誰もが知らずに差別をしている。

だから安易な結論は出せないし、慎重にならざるを得ない。

正義だの差別だの道徳だのって短文SNSで気軽に掲げられるものでも無いのよね、本来。

 

自分も反省・・・m(__)m