日曜日、外は冷たい雨が降っている。

久しぶりの休日。今日は読書。

「トヨタ 中国の怪物~豊田章男を社長にした男」児玉博著を読んだ。

タイトルに惹かれて購入したのだが・・・・

著者は違うが、以前読んだ「トヨトミの野望」「トヨトミの逆襲」の方が(フィクションだが)読み物としては面白かった。もう少し際どいドロドロとしたノンフィクションを期待していたからだろう。

とは言っても、大企業トヨタの系譜や内幕が随所に織り込まれ、自分にとっては知らざる内容に感嘆するところも多かった。

それよりも中国がどのような国家なのかを知るには良い勉強になった。文化大革命に至るまでの中国国内の主権争いや戦後抑留された者の悲惨な様相が事細かく記載され、トヨタ云々よりも個人的にはその内容の方が心に沁みた。

5時間もあれば読破できる作品。

”豊田章男を社長にした男”と記したサブタイトル。主人公の本音は?・・深読みすると面白い。