- 前ページ
- 次ページ
荒廃した世界の暗部を描くこと自体が悪いわけではない。人間の弱さを直視する作品にも意味はある。ただ、2時間あまりの画面から、私にはその先にあるはずのものが伝わってこなかった。
早起きして朝食を済ませ、とうもろこしとブルーベリーを買いに相棒に跨って国道153号線を北上。8月終盤の午前8時だというのに、とんでもなく暑い。
伊勢神トンネルを抜けると、気温がわずかに下がった気がする。まずは道の駅「どんぐりの湯」へ立ち寄った。ピーク時に比べれば、車もバイクも左程混んではいない。目当てのとうもろこしとブルーベリーは無事ゲットしたものの、全然涼しくない。
てなわけで、さらに北へ・・。
根羽村を横目に走り抜け、平谷村の道の駅「ひまわりの湯」に到着。ようやく気温は27度まで下がった。22〜25度だった北海道が、早くも懐かしくなる。ここでも地元産のとうもろこしを購入。少しシーズンを外しているので、果たして味はどうだろうか。
予定ではこのまま飯田まで抜けるつもりでいたところ、「孫が来る」との着信。予定を切り上げ、急ぎ来た道を引き返した。
往復4時間弱のプチソロツーリング。久しぶりに愛車を走らせて、いい汗をかきました。買ってきたとうもろこしをタイミング良く孫にも渡すことができて、何よりの一日でした。
少し涼しくなった頃、次回はビーナスライン辺りに相棒と出かけたい・・
メモリアルパークを後に車を走らせると、サラブレッド銀座も五丁目、四丁目、三丁目……。右手も左手も、ひたすら牧場が続きます。観光用に一丁目から六丁目まで、各丁目の境に看板が立てられていて、自分がいまどのあたりを走っているのかがわかる仕掛け。
実は今春にもここを訪ねているのですが、そのときは季節外れで、正直なところ殺風景な美瑛でした。それがハイシーズンとなると、この華やかさ。色鮮やかな花々が丘の起伏に沿って帯のように咲きほこり、壮観のひと言です。同じ場所でも、季節が違えばまったく別の顔を見せる。北海道の懐の深さを思い知らされました。
宗谷岬を後に、海岸沿いを南下。海岸沿いの景観は、これまた最高。
そしていよいよ信号も電柱もない牧草地の直線ロード、エヌサカ線へ。これが壮大でした。緩やかな丘を越えて視界の果てまで一本の道が伸びていく光景は、写真で見るのと実際に走るのとではまるで違います。誰もが一度は通りたくなる気持ちが、走ってみてよくわかりました。
途中、猿払の道の駅に立ち寄って昼食。ホタテカレーが絶品でした。地元の名産を、その土地で食べる。旅の贅沢はこれに尽きます。
中部国際空港セントレアを7時15分に発つ便で、新千歳空港へ。空の上から雲海の切れ間に海岸線が覗くのを眺めているうちに、あっという間に北の大地です。空港でレンタカーを借り受け、そのまま道央道を北へ走らせました。
北竜町のひまわりの里は、噂に違わぬ壮観でした。あいにく空はどんよりとした曇り空でしたが、それがかえって黄色を濃く見せてくれたようにも思います。丘の向こうまで途切れることなく続く黄色の絨毯。カメラの画角にはとても収まりません。「視界いっぱいのひまわり」という言葉が、これほどそのままの意味で使える場所もそうないでしょう。
久しぶりに顔を合わせた従兄弟と、花畑を歩きながらの近況報告。こういう時間のために遠くまで来るのだな、と思わされました。
腹一杯になったところで、従兄弟とは留萌でお別れ。ここからは、いよいよ一人旅の時間です。
そういえば、道中の施設に貼られていた「鹿はヤバイからね」という稚内警察署のポスターが妙に印象に残っています。体は重い、動きは鈍い、夜は見つけにくい――ユーモラスな見た目に反して、書いてあることは切実です。北の道を走るなら、心に留めておくべき警告でしょう。
韓国ドラマとして大変な人気を博した作品。不時着という偶然から始まる出会い、そこに絡む家族や仲間たち、笑いあり涙ありの展開。エンターテインメント性の高い、よく練られた脚本だったという印象が強く残っていて、あれだけスケールの大きな物語を舞台という限られた空間でどう表現するのか、そこが観たくてチケットを予約しました。





























































