「俺が出るまで待っとけよ」

どんな罪を犯した人間でも、終身刑か死刑以外はいつかは一般社会に戻る事が出来る。

僕のブログで取り上げた犯罪者も、いつかは外に出て普通の暮らしをするのだろう。

月日をかけて反省をし、お勤めを終えた頃には逮捕前の牙は抜けて穏やかな人間になっているのが理想だろう。

しかし世の中には出所後に逆恨みを起こし復讐をするケースがある。その対象が被害者の家族だったり、司法を遂行する立場の人間だったり、事件の関係者は全員警戒をする必要がある。


今回、堂々と法廷で復讐宣言をした被告が現れてしまった。



石橋和歩(32)被告。



2017年に東名高速道路で、萩山嘉久さん(当時45)夫婦ら一家4人が乗るワゴン車に対して執拗な煽り運転をしてあろう事か高速道路上に停車させた。



高速道路上で車を停止させることが出来るのは、精々警察位だ。石橋被告は国家権力に匹敵する行為を起こさせ、不意を突かれた後続のトラックは対応出来ず夫婦へ追突。

危険運転致死傷の罪に問われ、1審で18年、2審も18年を求刑された。


そしてこの言葉。


「俺が出るまで待っとけよ」

裁判官に対して脅迫を行った。恐怖でしかない。

法廷では腕を組み、時折貧乏ゆすりすらしてイラつきを隠さなかった。これで全く反省していないことも証明された。自分は被害者であり、18年を言い渡した裁判官にイジメられている気分なのかもしれない。

石橋被告の有名な言葉に「お父さんとお母さんを死なせてしまって申し訳ないと思うけれど、この事故がなければ、彼女と結婚する予定でした。自分が支えていきたいので、この事故のことをお許しください」がある。

死んだ人間は戻ってこない。


それより生きた人間の人生の方が優先だ!


だから被害者は裁判を取り下げろ!


俺は何も悪くない!無罪だ!


そんな思いが透けて見える。

もちろんそんな話になるはずもなく、18年が突き付けられた。

当時の彼女との結婚が無くなって、被害者気分の石橋被告は当然上告した。

というか、本当に当時の彼女は石橋被告と結婚するつもりだったのか?ワザとゆっくり走って追い抜いた車を煽るような人間だ。元彼女もインタビューでDVされたと語っていた。



野に放ってはいけないケモノだと思う。

最高裁でくれぐれも減刑になどならないことを願う。個人的には終身刑は無いので無期懲役、または死刑でもいいと思うのだが。

第二、第三の被害者を生まないためにも。