人生とは何が起こるか分からないし、最終的に人がどんな心境に到るかも分からない。
その人が人生の最後に何を思うのか?
それを人間は死ぬ間際まで理解出来ないのだ。
以前刑務所のドキュメンタリーを観た。
そこの職員は死刑囚に関して、「中には歳を重ねるごとに悟りを開いたような人柄になる人もいる。初めは極悪人でも、反省の日々を過ごす毎に優しく、包容力が付き、礼節を弁えている人物になるケースも数多く見てきている。過去にどんな罪を犯したのかは置いておき、ここまで改心した人を死刑にしなければならないのか?と疑問に思う事がある」とコメントをしていた。
その人が人生の最後に何を思うのか?
それを人間は死ぬ間際まで理解出来ないのだ。
以前刑務所のドキュメンタリーを観た。
そこの職員は死刑囚に関して、「中には歳を重ねるごとに悟りを開いたような人柄になる人もいる。初めは極悪人でも、反省の日々を過ごす毎に優しく、包容力が付き、礼節を弁えている人物になるケースも数多く見てきている。過去にどんな罪を犯したのかは置いておき、ここまで改心した人を死刑にしなければならないのか?と疑問に思う事がある」とコメントをしていた。
1970年代の連続企業爆破事件を巡り、警視庁公安部が過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡(70)容疑者を名乗る男が自ら捕まった。
三菱重工業ビルを狙った事件では、8人が亡くなり、380人が重軽傷を負った。青葉真司容疑者によって麻痺しそうだが、こちらもとんでもない大量殺戮だ。
数十年前から「ウチダヒロシ」の偽名を使って神奈川県の土木工事会社に住み込みで働いていたらしいが、バレないものなのか?大阪の西成区のような場所ならともかく。
25日に自分の本名を明かした。
「最期は『桐島聡』で死にたい」
70歳の末期癌。
もう先は無いと悟り、自分を偽ることを止めたようだ。人生の終わりを前にして心に大きな変化が起きた。桐島容疑者の心は達観した境地に踏み入れている気がする。
だが、聖人になったとしても過去の過ちは消えやしない。被害者家族や本人は49年経った今も苦しんでいるのだ。
そして何より自分勝手だ。逃げるのも自分の都合、本名を明かすのも自分の都合。他人を思う行動は一つもない。
どんなに心穏やかになったとしても、個人的には病死ではなく死刑で死んで欲しい。
余談だが、桐島容疑者が全国民に「偽名で働いても全然バレない」ことを知らしめてしまった。逃亡犯に希望を与えてしまったのは、社会的にもマイナスな気がする...。