罪無き36人の京都アニメーション社員を亡き者にした青葉真司(45)被告が12月7日に検察から死刑を求刑された。



小説を盗用されたという被害妄想でこれだけのことをしたのだ。基本的、例外的、特殊的な全て状況を顧みても死刑しかあり得ない。


被害者家族も「最低でも死刑」と口にしている。当然だろう。

一方青葉被告は弁護士と申し合わせたのか、「被告は妄想の中で生き、妄想の中で今回の事件を起こしていた」という形で無罪を主張した。

初めて遺族に対して謝罪の言葉を口にしたようだが、それも僕としては表面上の言葉だと思う。


青葉被告はある公判にて「被害者の立場を考えなかったのか」と聞かれた時、苛立った様子で「逆にお聞きしますが、(京アニは小説を)パクった時に何か考えたか」と応えた。

これ即ち、「申し訳ないとこっちは反省しているのにしつこく言われた俺も頭に来るに決まっているだろ!」を体現しているのである。

青葉被告も人間だ。

流石に自分の行った大量殺人で反省というか、自分の犯した大罪に激しく落ち込みはしただろう。

火傷の回復の過程で「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」と担当看護師に感謝の意を伝えた位だ、人の優しさや有難みを心底感じてもいただろう。

それが後悔の念を募らせたはずだ。


しかし裁判は同じような問答を何度も繰り返す場所であり、執拗に自身の責任を問われた青葉被告は感情的になり表面的な反省の色が剝がれてしまったのだと推測出来る。

人は簡単に変わることは出来ない。

恐らく青葉被告は全然変わっていない。心のどこかで自分を小説が盗まれた被害者だと考えていると思う。


無罪を狙っているようだが、果たしてどうなるのか。

判決は来月25日。