歌舞伎町にてホストに狂って半年間で1800万を浪費し、ホストに対してカッターナイフで切付けた女性(25)容疑者が逮捕された。実名報道には到っていない。

刺されたホストは全治10日間。刺した女性は警察に現行犯逮捕された。カッターナイフなんて使ってしまったので殺人未遂の容疑で逮捕。



ホストとはお客から貢いで貰い上に上がっていくシステムを採用している。厳しい言い方だが「何を今更」なんて思う人も少なくないだろう。

女性曰く「1000万円以上使って、許せない。私の人生をぶち壊したのに、またぶち壊そうとしているから無理よ、刺しますよそりゃ。くそガキが!お前人のことぶっ壊してな!なめてんなよコラ!」らしい。




23歳のホストに対してくそガキと罵る姿や鬼気迫る風貌から醸し出される風格があまり20代に見えないスゴ味に溢れている。

野次馬の中では「白いスウェットの上下を着た40代くらいに見える女性が胸元から腹部あたりが血まみれになった男性の頭を鷲づかみにして、倒れ込む男性の腹部をグーで殴ったり足蹴りしたりしていました」 の証言もある。

失礼ながら服装からしてそこまでお金を持っている雰囲気は無いのに、どこから1800万なんて額を捻出してのか?



今の世なら売春、風俗、パパ活なんて所だろうか。半年間で1800万貢いでも、ホストからすると結局お客の1人でしかない。

幾ら貢いでも特別な存在になれない女性容疑者の臨界点を超えた怒りは凶行へと繋がる。

ホスト側からしたら、女性容疑者も女性容疑者で大金投入してホスト達からチヤホヤされ、夢見心地で気持ち良くなっていただろうなんて主張も出そうだ。


ただ本来なら自業自得と切り捨てるのは憚られる案件だが、この女性容疑者が行った殺人未遂罪で世の中が変わっていく一筋の予感はある。

何故なら、似たような立場で泣き寝入りする紳士淑女の方々は山のように存在するからである。貯金や財産や親の金を切り崩して貢ぎ、大切なものを失った人達も沢山居る。

或いは「よくやってくれた!」なんて称賛を贈る水商売の犠牲者達もいるかもしれない。

僕としてはホス狂いもキャバ狂いも存在するこの世の中で、貢ぐ側の人生が狂う程にお金を使わせてでも稼ぐのは流石にどうかと思う。

大昔に友人からがキャバクラでお金を使いまくり、キャバ嬢から「もういいよ!やめてよ!」と止められたことがあるらしい。

継続的に細く長く通って欲しいのか、純粋に情があるのかは分からないが、やはり「いくらなんでも...」といったボーダーを設けてくれる気遣いなホスト/キャバ嬢は存在するのだ。 


そしてやはり被害者側のホストもかなり一癖ある人物のようだ。

何と襲われた後、自分自身でネット配信を行なっていたらしい。更にその配信場所は女性容疑者の部屋だという証言がある。

インタビューには元々一応恋人であった旨と、この逮捕劇を前にして「結婚もしてないですし、変な話、殺人未遂だから最低2年は会わないからどうでも良いや」なんて実に晴々とした言葉を口にしている。この取材を真面目に受けたのかは分からないが、かなり人間性を疑うような内容が載っていた。

別のホストは今回の件をネタにしてのし上がっていくのではと語っていた。刺されたことをウリにしてTikTokしたりSNS展開したら味方が増えて売れる可能性が高いらしい。



以前起こった新宿ホスト殺人未遂の被害者は未だにホストランキング上位をキープしているとか。



いやはやAKBの川栄李奈さんが握手会で切り付けられて有名になったのと同様に、ホストの世界もお客から襲われて名が売れていく方式が適用されているとは、世も末だ。

こうなってくると私財を失い尚且つダシに使われてしまった女性容疑者に擁護の声がより強くなっても不思議ではない。

また注目度の高い内にネット配信を行って健在をアピールするホストに良い印象を抱くお客は果たしているのだろうか?

普通の感覚なら離れていくのだと思うが場所は狂乱の町、歌舞伎町だ。普通なんて言葉で括るのは不可能だし、また同じ事が起きるであろう。

せめて死者が出ないことは願う。