SNSは凄い。



この手の話題は無数にあるとは言え、今回も大きな衝撃を受けた。


小野勇(53)容疑者。



北海道小樽市の瀬川結菜(22)さんが小野容疑者の札幌市にあるアパートで遺体で発見された。司法解剖の結果、死因は絞殺。殺害の理由は自殺幇助...らしい。

不謹慎だが、まずSNSで22歳の女子大生と53歳の男が知り合えることに現代が如何に優れた時代なのかを思い知った。正直、僕も知り合いたい。

ネット社会で老若男女の壁は壊れ、誰しもが平等なコミュニケーションを取ることが可能なった。こうしたイレギュラーな事態も容易に起こりうる。

現実世界でもネット社会でも口下手(文字下手)な僕のような人間には訪れない僥倖かもしれないが、ほんの僅かでも可能性という扉が開かれている気がするだけで報われた気分になる。錯覚かもしれないが。

全くいい時代になったものだ。

ただそれ故の危うさも孕んだ時代でもあり、瀬川さんは新時代による犠牲者だ。

出会いはTwitterで自殺を考えている女性へ向けたハッシュタグがキッカケだとか。さらに過去にも別の人間を手に掛けたことを示唆する発言をしている。

瀬川さんは蜘蛛の巣に引っかかってしまった。

結局53歳と22歳が繋がるキッカケはマトモな状況では無い可能性の方が高い気がする。悲しいが僕はそう結論付けた。

当時瀬川さんは家庭の事情で夜の街で働き、友人に見つかりイジメに遭い、学校に行かなかったら留年が決まってしまう散々な状況であったらしい。

精神的に弱っていた。

瀬川さんの自殺の手伝いをしたのこと。聞こえは良いがやっていることは最悪だ。人生は良い状況と悪い状況何度も繰り返されて進んでいく。たまたま悪い状況下で自称送り人に関わってしまい命を落とした。少し時間が経ったらまた生きる気力が湧いてきたかもしれないのに。

無責任に「生きていたら良いことある」なんて僕は言えないが、何年か経てば吹っ切れることもある。

その上昇する未来への可能性の芽を摘まれてしまった。明らかにまともではない人間の手によって。

またこの件に関して自衛隊の元同僚は「またアイツのホラが始まった」と語っている。もしかしたら瀬川さんは会ってはみたものの自殺は踏み止まろうとした瞬間があったかもしれない。


小野容疑者の自分の人生を美化するために利用されてしまったのではないだろうか。



それは置いておき小野容疑者は48歳の時に25歳の婚約者まで居たことがある。実はモテる人間であった可能性が高い。

その力を誤った方向に使ってしまったのか。

今度は自分が送られる番になって醜く泣き喚くのが目に浮かぶ。