去年の僕は一体何をしていたのだろうか?

2021年6月は岡庭由征被告と伊藤健太郎元容疑者の2名について記事を作っていたが、こんな人物が捕まっていることは全然知らなかった。


先日、林一貴被告(現在41)のことを知った。林被告は長久保容疑者よりも1年前、2021年6月18日に立て篭もり事件を起こしていた。

ネットカフェで「テレビつかないから、見てもらっていい?」と部屋まで女性店員を誘導して人質にとり、32時間も監禁。店員は無傷ではなく、首と肘に怪我、そして心に大きな傷を負った。

逮捕監禁致傷などの罪に問われたが、林被告はこう述べている。


「監禁したという部分は合っているが、他は間違い」

監禁は合っている。では他は間違いの"他"とは?

恐ろしい話だが、林被告は人質に取った女性店員をレイプしていた。


以下裁判でのやり取り

弁護人「脅迫するようなことはあった?」 

被告「していないです。『(性交を)してもいいですか?』と聞いた。 
断るならしませんでしたが、首を縦に振ったんで、ま、いいのかなと」 


普通に考えて見ず知らずのオッサンに同意なんてするわけねーだろ。真面目に主張しているのならもう病気で思考回路がショート寸前どころかショートした拍子に業火が起きて脳味噌絶賛炎上中なんじゃねーの?41年生きてきた人間の言葉とはとても思えない。41年間女性と関わったことがないのなら別だが。仕事とはいえ、弁護士に対しても嫌悪感が拭えん。

第一、監禁中の話だろこれ?ネットカフェの狭い個室の中でそんな事が起こっていたと?警察が踏み込んでくる可能性なんかお構いなしの犯行だ。何が目的だったんだコイツは?


そんな女心は愚か人間の心を理解するつもりもない林被告は、前科のある人間がまた社会でやっていく厳しさや警察の職質が傍若無人だと主張したい気持ちがあったらしい。

個人的な考えだが、前科があると人生不利になるのは当然だが、それに人生縛られ続けるのは酷だと思う。

現在ネット社会で過去の事件が容易に拾ってこれるため一生目に見えない十字架を背負って生きていかなければならないが、被害者側が一生許せないのは置いておき、刑期を終えれば罪を償ったことになり一般人として生きていく権利が再付与される。過去だけでその後の人生完全終了状態は法律の上ではフェアではない。

しかし信頼されるのには時間が絶対的に必要なのだ。一時的に改心したフリをして、ほとぼりが冷めた頃に再犯する者が山ほど存在する世の中だ。

何年も何十年も多少酷い扱いに我慢し、社会になんとか受け入れられた人間も沢山いる。極論、人を殺したのに最終的に社会に順応した人間もいる。ただそこに至るにはどうしてもそれなりに忍耐が必要となってくる。


そこのところこの林被告だが、なんと3年前の2018年3月22日に女性に対して強制性交等未遂と住居侵入容疑で逮捕され、4月2日には自宅近くのマンションに侵入し、ゴムハンマーで女子大生をタコ殴りにし「カネを取ろうとはしていない」と発言したらしいが強盗傷害と住居侵入容疑で再逮捕されていた。


しかも実はなんとこの立て篭もりの4日前にも風俗店で女性を襲っていた。首を絞め手足を縛り、現金32万円を奪って逃走したらしい。現場の指紋は林被告と見事に一致。


また若い頃からマトモではなく、林被告が借金をしては実家まで取り立てがあったりその他諸々の行いで、母親は愛想を尽かし10年前に籍を抜いて親子の縁を切る出来事があった。

正直この様子では2018年3月以前にも明るみになっていない余罪が山のようにありそうだ。もう再就職がどうこうの話ではない。林被告が何の反省もしていない証明でしかない。

いや、反省していないなんて生優しい話ではなく、元々こういう人間なのだと僕は思ってしまう。

今回ネットカフェで被害にあった女性はPTSDにより現在も苦しみの中にいる。

「人生を壊された」と訴えるのは当然だ。それに対して林被告の何の責任も感じていない発言を聞いているのは我慢ならないだろう。


埼玉地裁は懲役20年を言い渡した。

それを不服として5年が妥当と弁護側が訴えているらしいが、絶対に20年じゃ足りない。林被告が世に出てきたらまた同じことを繰り返し新たな犠牲者が生まれると思うと、僕としては無期懲役か終身刑また死刑が妥当だと感じてしまう。



卒業文集に林被告は「僕の伝説はこれから始まるのです」の言葉を残した。

確かに、始まってはいた。なんなら今伝説真っ最中。



林被告よ、お前の伝説はこんなのでよかったのか?