麻薬は一度接種すると脳の構造が変化する。
一度麻薬を接種すると意思とは無関係に脳が麻薬を欲し、人間はその欲求に逆らうことがまず不可能だ。
やんちゃしていたかつての会社の同僚がこう語っていた。
「大麻はタバコより健全だと巷で言っている輩がいるがあれは完全な嘘。大麻はきちんと常習性があるし、更に強い薬物に手を出すキッカケとなる」
つまり大麻でも一度手を出したら誰しもが再犯の可能性がある。表面上は「もうやりたいとは思わない」と口にしていても、ふとした瞬間に抑えられない衝動に駆られてしまう。
恐らく彼だけでなく大麻をやるのは軽いノリなのだと思う。カナダで大麻が合法化されたのも後押しとなった人間もいるだろう。
「大麻はタバコよりマシ、常習性はない、いつでも止めることが出来る。」
そんな噂で手を出し、もっと強い刺激・快感を求め別のドラッグに没入していく。
自分だけは大丈夫。
そう考える気持ちは僕自信生きてきて全く持っていなかったわけではない。大半の人間は若いころ同じ感覚を持っていたと考えている。
凄惨な事件や転落していく有名人のニュースを見ても、やはり犯罪はどこか自分とは無縁だと根拠もない自信を持っているものだ。身近で起こらないし、ましてや自身に起きたわけでもないから。
田中聖容疑者(36)も同様に、恐らく「大麻くらい大丈夫だろう。」程度に吸い始めたのだと考えている。それが今回覚せい剤の使用にまで到っていた。
before 大麻
↓
after 覚せい剤
実に順調にステップアップしている…。
僕は田中聖容疑者に関してあまり詳しく知らない。元KAT-TUNに所属していた程度の認識しかない。あと元仕立屋の匳。
写真を見ると1人だけワイルドな風貌をしているのが分かる。メンバーの中でちょっと毛色が違う。
ジャニーズを辞めた後も、ルックスに関しては更にワイルドさを増していった。
上半身タトゥー塗れ。
折角ジャニーズを辞めたわけだし、タトゥーも個人の自由なので好きなようにやればいいと僕は思う。
ただ、他者からどう見られるかはまた別の話。
彼は自ら人に奇異の目で見られる方向へ敢えて進んでいった。こういう身なりをする以上は、そのイメージに左右される生活を送ることを強いられてしまう。ましてや元ジャニーズのイメージがあれば尚更だ。
違法賭博に参加していた嫌疑をかけられた時、「『〇〇はとばっちりで大迷惑!田中聖の名前あがってる』いや、俺だったら何言ってもありとかねぇから。こっちこそとばっちりで大迷惑だよふざけんな」と応答しているが、これは主にジャニーズ後のルックスや薬物の前科、更にはやや荒そうな性格が無関係なはずがない。
確かに人は見た目に寄らないこともある。
ただし見た目が人となりを表しているケースもある
結局のところは生き方で証明するしかない。
その点彼は逮捕歴という十字架を背負っている。
なら人権侵害に相当するような扱いを受けても仕方がないとは僕は思わないが、大麻逮捕後は田中聖容疑者は自身の健全性を示さなければならないのに皮肉にも覚せい剤所持及び使用という形で己の人間性が見た目の通りであることを明示してしまったわけだ…。
更にネット記事を漁っていると、過去に付き合っていた女性曰く既にコカイン等にも手を出している情報もあったり。ネットには真実とデマが散乱し、どれが本当か見定めるのはもはや本人が真実を語るしかない。
この記事が本当なら田代まさしコースだ。
いや、どちらかと言えば押尾学コースかもしれない。
薬物で自分の人生を台無しにするのはいいが、他者を巻き込むような犯罪に手を染めないよう祈るのみである。
キマッている。ガンギマリ。