茨城県 堺町にて2019年9月、夫婦が殺されその子供達も重傷を負わされる痛ましき事件が起きた。



犯人は埼玉県の無職岡庭由征(よしゆき)容疑者(26)。

その後の中学1年長男を刃物で切り付け、小学6年生の次女にスプレーをかけ軽傷を負わせた疑いで再逮捕。殺人未遂となる可能性が高いそうだ。

岡庭由征氏の自宅にあったスマートフォンには被害宅の周辺を撮影した動画が見つかっている。まだ容疑者と被害者の接点は見つかっていないため動機ははっきりしていないが、前々からターゲットとして狙いを定めていたことだけは確かなようだ。


何とも救い難い事件だが、着目すべき点が3つある。



1つ目は岡庭由征氏が高校2年生の時、通り魔事件を起こしていたこと。

当時の名前は岡庭吾義土(あぎと)氏といい、この事件以降に名前を変えた。

女子中学3年生のあごを刃物で刺してケガを負わせ、さらに小学2年生の女児の脇腹をナイフで刺し、重傷を負わせている。

人間には人権があり(そもそも人権というもの自体人間が作ったものではあるが)、岡庭由征氏のような人間にも人権がある。少年法に守られている年齢とはいえ、2人も無作為に殺人未遂をした人間に対して少年法が適用されるのはいかがなものであろうか?さらには放火事件も30件起こしたと自ら供述しているという。


岡庭由征氏は幼少時からかなり世間から歪曲した性格らしく、猫の生首を学校に持ち込んだことで自主退学したらしい。もうこの時点で普通の人間と一線を画すことが見て取れる。

取り調べて「女性が惨殺されるホラー映画を見ていると、たまらなく性的快感を感じました。実際に女性を殺せば、さらに興奮できると思うと妄想が止まらず、殺害できそうな少女がいないか探していました」と発言したそうだ。何に興味を持つかは人それぞれではあるが、人に迷惑を掛ける行為にとなればその自由は当然規制される。岡庭由征氏の犯罪者としての萌芽を摘むチャンスが何度か家庭内で発生したらしいが、そこに至らなかったのは両親が岡庭由征氏の奇行を見て見ぬふりしていたかららしい。



2つ目は岡庭由征氏の家柄が名士のため、町ぐるみで事件の隠ぺいを図ろうとしたこと。

よくニュースやワイドショーで必ず語られるテンプレート文句の一つに「昔はいい子だったのに…」がある。

しかし岡庭由征氏の奇行は地元でも多くの人間が知っていて、猫を斬首することは近所では有名な話であった。そんな人間を「昔はいい子だった」等と表現する世界が一体どこにあるというのだろうか?

ここには町ぐるみで岡庭由征氏の犯罪に極力触れないようにする暗黙の了解があったらしい。住んでいる方々の人柄や環境などは全然わからないが、何とも薄気味悪い町だ。人間個人の意思ではなく集団意識の統一化が顕著過ぎて恐怖しか覚えない。

「あそこの息子は昔から頭が変だ!」と口にする方が余程理解できる。



そして3つ目。
 




一体何が起きたのか?上の写真は2019年11月の逮捕時。僕個人の感覚では正直生理的に付き合っていくのが難しそうなルックスをしているが、下(2020年4月)はマスクをして髪型を決めているとはいえまるでビジュアル系。

なぜ整形したのであろうか?金はどこから?逃亡の可能性は?


あらゆる疑問が渦巻くまま岡庭由征氏は多くを語らず死刑となっていくのだろうか。