寂しさと、悲しさと……。
ここのところ毎朝、
まるで豆を種類を細かく分類する農家の人みたいに、
まだ発芽、いえ発動する前の、
寂しさと、悲しさを分類しています。
これは、寂しさ。理由は特になし。
これは、悲しさ。理由がある。
厄介なのは寂しさの方で、
どんな芽が出てくるのか見当もつかない。
悲しさはもう雑なモノで、
一つの植木鉢に植えて、ドン!と。
肥料も大体目検討で、ほれ!伸びろ伸びろ、と。
ただ変な方に伸びすぎないように、変な葉っぱを摘んでやればよし。
でもね、この、寂しさというヤツはどうにも……。
でも同じ豆として、育てないわけにはいかないんだよ、あくどきものよ。