またどこかで、
ボクが僕の事を噂している気がした。
もちろん、いい噂ではないようだよ。
それに、何の根拠もない。
これはいつか本当にあった話。
行った事もない地方のバーから実家に請求があった。
誰かが僕に成りすまして、
あぁ、確かに、ボクが、僕ですよ。と、
僕のふりして僕の事を話している。
だいぶ前の話だけど、まだ誰だかわからない。
でもなんだか、悪い気がしなかった。
あぁ、いいよ、じゃあ半分あげるから、
素敵な事をいっぱい言ったり、やったりしてくれ。
シャレにならないような悪い事だけは慎んでよ、あくどきものよ。