毎日、予想通り。
あるのは毎日、
緩~い、振り幅の広~い、予感だけ。
そして、
ほらね、やっぱり……。
その繰り返し。
あぁ退屈、あぁ陳腐、あぁ才能がない、あぁ価値がない。
やめたい……。
蝶々さん。
どうやら君は自分の羽の色を知らないようだね?
そりゃそうだね、一生見る事出来ないもんね。
そりゃそうだよ、君の羽根の模様は、誰かのためのモノだから。
自分が綺麗かどうかなんて、もともと知らなくてもいい事なんだよ。
カッコ悪く、バタバタ飛んでたっていい。
でも、だからって羽根を閉じたままじゃ、
自分が飛ぶ事もできないんだよ、あくどき者よ。